このセミナーは日本性感染症学会と『IDATEN』の共催で行われたもので、感染症専門医としてご活躍されている先生方が一般内科医、研修医、ひいては我々医学生に向けて入門編ともいえるレクチャーをしてくださいました

まず最初は自治医大の笹原鉄平先生がattention gettingともいえるレクチャーをしてくださいました

笹原先生のレクチャーでは、『性感染症』は何科の医師でも遭遇する可能性のあるポピュラーなものであるということ、また多くの医師がためらう『性感染症』の病歴聴取のコツなどをお話しくださいました

また、笹原先生のプレゼンテーションには自作のかわいいイラストが豊富に用いられており、開始前は若干の敷居の高さを感じていた『性感染症』をグッと身近なものに感じさせていただけるような楽しいものでした

次に、神戸大学の岩田健太郎先生によるメイン講義が行われました

「STIを診断ではなく症状で斬る」というコンセプトでまとめられたレクチャーは、笹原先生とは対象的なシンプルなスライドに散りばめれた数多くのTipsと岩田先生の話術から成る極上のエンターテイメントで、1時間があっという間に感じられました

そして、最後に行われた旭中央、都立駒込、聖路加という3病院の先生方による症例報告では、岩田先生のレクチャーで教えていただいたものに実際の現場ではどのように遭遇するかを提示してくださり、大変勉強になりました

座長の青木先生によるツッコミは時にプレゼンターの先生を困惑させながらも、随所に盛り込まれた『AP(Aoki’s Pearl)』で聴衆を楽しませてくださいました

という訳で、とても充実した二時間半を過ごさせていただきました

『内科医のためのSTI診療のコツ』を主催してくださった皆様、本日は貴重な機会を提供していただきましてありがとうございましたm(_ _ )m
[場所] 学術総合センター
[参加メンバー] 児玉、松本
こだま