本日は第4回千葉救急集中治療「ここが知りたいフォーラム」に参加してきました。
一体どこが主催していたのか最後までわかりませんでしたが、救急・集中治療に携わっている医師や研修医、そして救急隊の方々も多く参加していました。
今回のフォーラムに参加した主たる目的は、青木眞先生の講演です。
お馴染みの「感染症診療の原則」の、救急集中治療バージョンが聞けるので楽しみにしていました。
青木眞先生と言えば、全てのレジデントのバイブルとも言える『レジデントのための感染症診療マニュアル』の著者としても非常に有名ですが、実は本学臨床検査医学講座の兼任講師でもあられます。
まず最初に一般演題として、4名の若手医師が発表していました。
①「電撃性紫斑病の1症例 ~外来での初期対応とアウトブレイクの予防~」
順天堂大学浦安病院救急診療科 杉中宏司
②「尿中抗原陽性を呈したレジオネラ肺炎の一例」
国保松戸市民病院救急部 樋口誠一郎
③「当ICUでおこなった抗菌薬使用制限の効果」
千葉大学大学院医学研究院救急集中治療医学 服部憲幸
④「当院における破傷風診療について」
国保旭中央病院 救急救命科 南宮湖
どの演題も若手医師が発表していたので、各演題の質疑応答では指導医先生方がフォローされたり、青木先生がコメントされていて、全体的にとても活発な議論がなされていましたと思います。
そして最後に、青木眞先生による特別講演「感染症診療の原則 ー救急集中治療の場合」がありました。
青木先生のメッセージは「救急だろうと集中治療だろうと何だろうと、感染症治療の原則は変わらない」というものでした。
いつもの感染症診療と同じ通り『患者を診ること』や『vital sign』が大事であり、4つの軸で考えて感染症診療を行いなさい、というものですね。
今回は若手医師対象(だと思われる)セミナーであるということもあり、参加した研修医や医学生に向けて、医師として成長して行く上で持つべき心構えについて教えてくださりました。
特に今回は、スライド中にも多くの格言(clinical pearl)が散りばめられていて、とても勉強になりました。
今回、青木先生のレクチャーを聞きながら、身近に青木先生や松永先生といった凄い先生がいらっしゃる幸せを改めて感じたのでした。
これからも『感染症』の勉強を通してたくさんのことを学んで行きたいと思います!
若手の諸先生方、そして青木先生、本日は貴重なお話をありがとうございました!!
[場所] 三井ガーデンホテル千葉
[参加メンバー] 上杉
ひろたか