講師を務められたのは地域医療研修センター長の名郷直樹先生でテーマは「わかるようなわからない話」でした

「人は死ぬ」それでも医師にできることへき地医療、EBM、医学/名郷 直樹

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名郷先生とは地域医療研修センターの関連病院である『公立長生病院』と『伊東市民病院』のエクスターンシップに参加した際にお会いしたことがあり、今回も先生特有の難しくて面白いお話を伺えるのを大変楽しみにしていました

今回のセミナーでは、現在の名郷先生の関心事である『構造主義科学』との出会いや、その『医療』への応用の可能性についてのお話を伺うことが出来ました

結論から言うと、タイトルに「わからない話」と銘打つだけあって難しくて十分には理解出来ない内容だったのですが、それでも聴き手に不満を感じさせず、最後まで話しきってしまえるのは先生のお人柄のなせる技であると改めて実感しました

聴き手がそう感じるのも、感想である先生が仰られていましたが、かつて名郷先生が『EBM』を世に普及させた時期のように、今回も医療界における新たな流行の第一歩に立ち会っているような不思議な感じを味わうことが出来たからかもしれません

そんな中でも、『実体』、『現象』、『コトバ』から成る『構造主義科学』の「『現象』に注目するといいことあるかも」というお話は、自分が人生の選択においていかに『コトバ』の印象を強く受けていたかを再認識させていただけるものでした

これから訪れる『研修病院の選択』など重要な人生の選択の際には、じっくりと『現象』を吟味したいと思います

名郷先生、本日は貴重なお話をありがとうございましたm(_ _ )m
[場所] 横浜市民病院
[参加メンバー] 田中、児玉
こだま