
4回目となる今回のテーマは『慢性咳嗽』で、講師を務めて下さったのはもちろん本学麻酔科の矢数芳英先生と総合診療科の齋藤裕之先生です(´∀`)
まず、西洋サイドの齋藤先生のレクチャーから始まりました

外来でよく遭遇する『慢性咳嗽』を主訴とする患者さん

そんな時、もちろん『胸部レントゲン』は重要な疾患を見落とさないためにも強力な武器となりますが、研修医が意外と慌てるのがそこで異常が無かった時だそうです

そこで、今回は『レントゲンに異常のない慢性咳嗽患者』の診方を頻度の多い5大疾患を中心として、それぞれの疾患に特徴的な病歴や身体診察の所見についてレクチャーしていただきましたo(^▽^)o
また、齋藤先生が研修医を指導していて感じるのは教えたはずのことが実際の診療の際に出来ていないことだそうです

そこで今回は『知っている』だけから『出来る』ようになる事を目標として、レクチャーの後に先生を患者役、参加者を仮想研修医とした模擬診察を企画してくださいました

そして、続いて行われた矢数先生による東洋サイドでは、痰があるかないかなど症状別に考えて使える処方を教えていただきました

『慢性咳嗽』の処方が『麦門冬湯』一辺倒にならないよう、ポイントとなる所見や生薬の働きなどを解説していただき大変勉強になりました

また、今回は漢方初心者も多く参加するこのセミナーのために、『早朝漢方勉強会』ではお馴染みの矢数先生特製『Mind Map』も作っていただきました
(≧▽≦)
これで復習の際にも、視覚的にも楽しみながら記憶できそうです

矢数先生、齋藤先生、今回も貴重なお話をありがとうございましたm(_ _ )m
[場所] 本学西新宿キャンパス 第1研究教育棟4階 第2講堂
[参加メンバー] 加納、加藤、菊野、児玉、張、中野、藤巻、松本、大谷
こだま