『グラム染色@微生物検査室』 | DOCS日記

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本日は感染制御部の松永先生に病院の『微生物検査室』を案内していただきました晴れ

この企画は僕自身『感染症』に興味を持ち始めた時からずっとやりたかったのですが、今回、今年に入って『感染症勉強会』などでお世話になっている松永先生のご好意でついに実現することができました!!

まずは松永先生と初対面のメンバーも多かったため、自己紹介から始まりましたわんわん自己紹介では松永先生のリクエストで、感染症に対するイメージや、将来何科に進みたいかなどを話しましたo(^▽^)o



そしていよいよ『微生物検査室』の見学に向かいました馬僕らは大学の実習で『グラム染色』や『培養』などの手技に関しては一通り学習するのですが、実際の臨床の現場でそれがどのように、誰によって行われているかというのは中々イメージし難い部分がありましたあせる

今回、松永先生に『微生物検査室』で働く検査技師の豊泉さんを紹介していただきましたキラキラ豊泉さんからは『微生物検査室』にある『培地』やそこに生えた菌の説明から、『グラム染色』の仕方、一日に扱う検体数まで、いろいろなお話を伺うことが出来ました(≧▽≦)



豊泉さんの『培地』や『スライド』を扱う仕草はとてもしなやかで、まさに『職人技』という感じでした目その『職人技』は菌を同定する際にも発揮され、熟練した技師さんは培地に生えた菌の『臭い』でその種類が分かることがあるそうです( ̄□ ̄;)!!

さらに『微生物検査室』では実際に『グラム染色』&『検鏡』をさせていただきました音譜今回は各自口腔粘膜の常在菌を観察しました(・∀・)



口腔粘膜の菌を見ることは、臨床的には意味が無いそうですが、逆に『喀痰』などの検体に、今回観察したような『上皮細胞』が見られた場合、その検体が検体として不適であることを意味しますおやしらず



大学の実習では、そういった臨床的な意義を理解しないまま『検鏡』してしまい、何を見ているのかもよくわかっていなかったので、今回松永先生のご指導のもと、『検鏡』させていただけたのは大変勉強になりましたアップ



今回の『検査室見学』を通して、『感染症診療』は豊泉さんのような技師さんによって支えられていることを実感しましたドキドキ以前ある先生に、『出来る研修医』と『出来ない研修医』の違いは、検査結果を自分で聞きに行くか、ただ待ってるかに表れるというお話を伺ったことがありますひらめき電球

僕らも将来病棟に出て検査をオーダーする際には、技師さんの顔を思い浮かべ、その良好なコミュニケーションが患者さんの診療に活かせる医師になれるよう心がけていきたいと思います虹

松永先生、豊泉さん、本日は大変お忙しい中、貴重な機会を与えていただきありがとうございましたm(_ _ )m

p.s. おまけで東邑の上皮細胞を載せておきますキスマークこのようなものが『喀痰』の検体から見られることがないよう、検体は正しく取りましょう(^ε^)♪



[場所] 病院4階 中央検査部
[参加メンバー] 上杉、加納、田中、矢野、児玉、東邑、中野、濱口、藤巻、松本、大友

こだま