『ACLS講習会』@慈恵医大 | DOCS日記

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本日は慈恵医大で行われた『ACLS講習会』に上杉とともにスタッフとして参加してきました。この講習会は『Jikei CPR Study Group』という慈恵医大のACLS勉強会が医系学生を対象に、スタッフ15名、参加者14名、3ブースの規模で開催したものです晴れ



『Jikei CPR Study Group』のメンバーとは『LSW』という学生団体や、毎月慈恵医大の武田聡先生が開いておられる『慈恵AHA ACLS事前勉強会』を通じて交流があり、今回の参加に至りましたクローバー

『ACLS』とはAdvanced Cardiovascular Life Supportの略で、前回紹介した『BLS』より高度な治療を伴う心肺蘇生へのアプローチを指します。(通常、心停止前後の対処法も含みますが、今回は心停止の対処法に限って簡略化されたものでした。)

今回の講習会の具体的な内容としては、まず前半で気管挿管などを用いた気道管理法やモニター除細動器の使い方など、ACLSで必要な知識を実際に器具を使った学んでもらいました。



そして、お昼休みを挿んだ後半に、用意された心停止の様々なシナリオで、参加者各々がリーダーとなって前半で学んだことを活用しながら挑んでもらうといった構成でした。



個人的な印象としては、今回の参加者は学生といっても、普段いろいろな勉強会に参加されている方も多く、講習会の終盤にはほぼ全ての参加者が各シナリオの中で心肺蘇生に加えて、必要な薬剤や検査などに関する適切な指示を出すなど、リーダーの役割を十分果たせるようになっていたと感じました!!

しかし、学生による勉強会ではどうしても経験の不足により現実の医療とのギャップが生じてしまいます。そんな中、今回の講習会のシナリオを作成された『Jikei CPR Study Group』代表の佐藤奈々恵ちゃんは、シナリオを先輩のドクターに添削してもらうなど、そのギャップを埋めようという工夫を随所にされていました。そのおかげで、どのシナリオにもリアリティがあり、スタッフをやっていても勉強になるものばかりでした音譜



また講習会の最後にはシナリオを添削してくださったドクターで『Jikei CPR Study Group』の初代代表であられる現聖路加国際病院レジデント神崎剛先生がお見えになり、学生にコメントをくださいました。その内容は「確かに学生による勉強では現実の医療とのギャップが生じるが、その努力は働きはじめるときの自信につながる」というもので、大変励みになりましたo(^▽^)o

という訳で、今回も学ぶことの多い勉強会でありましたが、勉強会全体の雰囲気としましては、奈々恵ちゃんや河野さん、富田くんといった慈恵医大の学生の人柄が表れたとてもアットホームな勉強会でした虹

最後に菜々恵ちゃん、1年間代表お疲れさまでしたm(_ _)m
そして、河野さん、これから1年間素敵な先輩方の意思を継いでがんばってくださいキラキラ

P.S. 慈恵の地下には蕎麦屋があります!!(笑)



[場所] 慈恵医大 スキルスラボ
[参加メンバー] 上杉、児玉

こだま