『DOCSコミュニケーション祭りvol.1(2日目)』 | DOCS日記

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さて、本日は昨日に引き続き『DOCSコミュニケーション祭りvol.1(2日目)』が行われ、これにて今勉強会を無事終了させることができました
ヾ(@°▽°@)ノ

そこで、2日間に渡って行われた『DOCSコミュニケーション祭りvol.1』を総括したいと思いますひらめき電球

内容は以下のようなものでした
1日目

・前田さんと参加者による簡単な自己紹介および今勉強会の目標

・前田さんによるレクチャー
 テーマ『響き合うコミュニケーション』

 前田さんがSPとしての経験をもとに、ご自身の考える『コミュニケーション』について語って下さいました。参加者はここで初めて本物のSPと呼ばれる方々の奥深さに触れ、『コミュニケーション』を意識するきっかけをつかみました。



・『悲しかったこと、嬉しかったことシート』

 参加者が3人1組に分かれて、まず最初の2分間で自分の人生で最も悲しかったことと嬉しかったことを他の2人に語り、次の2分間でそれを聞いた2人が感想を述べました。
 『コミュニケーション』の第一歩として、自身の経験を語ることによって『自分を知る』ことを意識しました。

・『心のつぶやき』デモ

 一般的な医療面接のシナリオに、患者の『心のつぶやき』を加えたデモを観ました。
 『コミュニケーション』の対象は『心』であり、その移り変わりが良い例と悪い例で顕著に異なることを体感しました。

・『自己診断チャート』

 『自己診断チャート』の32項目に答えた上で、自分の『心』は『心の座標軸』でどんな傾向が強いかを意識しました。
 『心の座標軸』とは前田さんが『コミュニケーション』の際に意識しておられる概念で『心』を『優越・不満・恐怖・依存』という4つの座標からなる座標軸上に設定するとういもので、それにより、移り変わる『心』を意識するきっかけができました。

・医療面接型ロールプレイ(医師、患者、観察者)

 参加者が3人1組に分かれて、ロールプレイ7分+フィードバック8分で順番に医師、患者、観察者役を経験しました。
 各役の担当者がそれぞれの『心の座標軸』および『心のつぶやき』を意識することにより、参加者は苦戦しながらも実りの多いロールプレイを実行できていたように感じました。



2日目

・医療面接型ロールプレイ
 『学生vs前田さん』

 そして、いよいよSP前田さんを相手に参加者が医師役となって7分間の医療面接型ロールプレイに挑戦しました。前田さんがSP人生初とおっしゃるほど多様な患者を演じてくださったこのロールプレイは、自分が医師役をしている間はもちろん、他の参加者のを観ている間も大変興奮させられるものでした。



という訳で、大充実の2日間でした☆

では以下に今勉強会の個人的な感想を書きます音譜

まず、今勉強会が『コミュニケーション』という絶対的な答えの存在しないものが対象であるという性質上、DOCSが今まで行ってきた勉強会とは明らかに異質なものであったことを実感しています。従って、今勉強会の内容はまとめるのは大変難しく、参加者各々が上記の内容に関する文面で得られる印象以上の充実感を得ているのではないでしょうか。

そんな中、今勉強会を通して最も印象に残ったのは参加者全員の個性キラキラでした。それが特に表れた2日目のロールプレイでは、参加者各々が1日目に学んだ『コミュニケーション』を独自の『ツール』として用い、目の前の患者に真摯に向き合う姿に何度も心を打たれましたドキドキ

僕たちはまだ学生です。医学の知識を伴う完璧な医療面接など期待されていません。学生だからこそ、医学の知識が無いからこそできる医療面接がある。そんなことを皆さんから学ばせていただきましたm(_ _)m

最後に2日間を通して教育者として、また一人の人生の先輩として参加者の学生と真剣に向き合ってくださった前田さん、貴重なレクチャーをありがとうございました☆



P.S. 懇親会での前田さんは彼氏の話で盛り上がる、ただの恋する乙女でした(笑)



[場所] 東京医科大学 卒後研修センター 研修室3
[参加メンバー] 上杉、加納、田中、児玉、張、濱口、藤巻、他東医1名、聖マリ1名

こだま