今日、京都東本願寺での演奏会が放送されました。
コロナ禍の今、人と人とが国境や文化を越えて、いのちが響き合う世界を願い、音楽を届けます。
と紹介文にあるように、穏やかで美しい音色を堪能することができました。
寺社仏閣の好きな私は、以前から京都のお寺で開催される「音舞台」が大好きで(と言っても、知ったのは2015年から)、荘厳な雰囲気の中で演奏される音楽を楽しんでいました。もう30回以上続いているのですね。
そんな昨年は、コロナで中止。でも、代わりに、これまでの演奏から厳選された再放送がありました。
ホセ・カレーラス「川の流れのように」
市村正親「ミュージック・オブ・ザ・ナイト(オペラ座の怪人)より」
ラッセル・ワトソン「ユー・レイズ・ミー・アップ」
村治佳織「花は咲く」「ふるさと」
大好きな歌手ばかりで(ギタリストの村治佳織さんは初めて知りました)、どの演奏も素晴らしいものだったのですが、この方たちの背景を知ったときに、さらに感動が大きくなりました。皆さん、大病を克服された方たちだったのです。
コロナ禍の今だからこそ、病いを乗り越えた方々の演奏が、勇気を与えてくれました。
今は辛くても乗り越えよう。その後には、また明るい世界が待っている
と。
先日の東大寺の祈りといい、今回の東本願寺での演奏といい、宗教や芸術は、辛いときこそ励みになり救いになるなあと感じた日でした。