市原悦子さん | ゆっくりのんびり行こか

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神社仏閣巡りが大好き。コロナ禍の間に藤井風さんの音楽を知って、後悔の苦しみをやっと手放し、小さな幸せに感謝する日々。それでも、自分のことだけでは生きていけず、悩みは尽きませんが、「今」を大切に生きたいです。

今夜の金スマの特集は、市原悦子さん。

最期の直前数日の話や生涯朗読を続けた思いなどを知りました。

私は、テレビの日本昔話が大好きで、よく見ていました。これがたった二人でしているのを知ったときは、本当に驚いたものです。

いろんな有名な俳優さんが朗読をされていますが、その中で私は、特別に市原悦子さんの朗読が大好きなんです。

今日は、ノーカットで「ちいちゃんのかげおくり」を朗読されているのを聴くことができました。

見慣れた挿し絵と違っていたのは少し違和感がありましたが、朗読は期待通り素晴らしくて、ストーリーを知っているのに感動しました。

はす向かいのおばさんに尋ねられたときのちいちゃんの答え方とか、天国で家族と出会ったときの笑い方とかは、もう鳥肌が立ちそうなくらい。「見事!!」と思いました。

今回のは悲しい戦争時のお話ですが、テレビでは取り上げなかった「三年とうげ」の朗読は超楽しいです。トルトリがおじいさんを救うために機転をきかせて歌う「三年とうげ」の歌は、「さすが日本昔話をしていた市原悦子さんだわ」と納得ものですよ。

それに、新美南吉の「ごんぎつね」の朗読も素晴らしくて、それを聞いた後では、他の誰の朗読を聞いてもがっかりしてしまったものです。


市原悦子さんが亡くなってしまったことはとても残念だけど、樹木希林さんや市原悦子さんの生き様を見せていただいて、考えさせられることがたくさんありました。

「生ききった」「天命を全うした」という言葉が頭に浮かびます。

「退職したら遊べるぞ~」と思っていた私が恥ずかしい。

要領の悪い私は1度に2つのことはできなくて、セルフネグレクトかというくらい自分のことをほったらかしにして仕事をしていました。

だから、「退職したら、今度は自分のことを充実させるぞ」と思っていたんだけど。

まだ人のために何かできることがあるのかな?

今、家の断捨離をしていますが、これが終わったら次の目標を見つけようと思います。なんたって1度に2つのことはできないから。

いつのことになるやら。