現在(2026年3月下旬)、オーストラリア全土、そして私が住むゴールドコーストでも燃料のパニック買いが深刻な問題となっています。中東情勢の緊迫化によりホルムズ海峡での石油輸送が滞ったことがきっかけです。
政府は国内の在庫は安定していると説明していますが、急激な需要の増加に配送が追いつかず、各地のサービスステーションで一時的な品切れが発生しています。
クイーンズランド州の現状(2026年3月24日〜25日時点)
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給油所の状況: 州内では約47拠点で軽油(ディーゼル)が、35拠点でレギュラーガソリンが品切れ状態と報告されています。
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地域的な影響: ゴールドコーストはブリスベンのリットン製油所に近いため、地方よりは供給に恵まれていますが、一部の個人経営店では通常より35〜50%も需要が跳ね上がったため、「在庫切れ」の看板が出ているところもあります。
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価格の高騰: レギュラーガソリンは1リットルあたり2.20〜2.50ドルまで上昇し、軽油にいたっては一部で3.00ドルに達しています。
政府と専門家の対応
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備蓄の放出: 連邦政府は、地方や個人経営のガソリンスタンドを優先的に支援するため、国家戦略備蓄の約20%(5〜6日分相当)を放出しました。
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品質基準の緩和: 即時の供給量を増やすため、一時的に燃料の品質基準を緩和し、輸出用や他国市場向け(米国など)の燃料を国内で販売できるようにしています。
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購入制限の噂: 「国家燃料緊急対応マニュアル」が流出し、1回40ドル分までという購入制限の可能性が取り沙汰されましたが、現時点で政府は義務的な制限を否定しています。
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「4月の崖」への懸念: 専門家は、今後数週間は供給を維持できるものの、国際的なタンカーの遅延が続けば、4月中旬に限界点に達する可能性があると警告しています。
ドライバーへのアドバイス
NRMA(ロードサービス)やエネルギー大臣は、通常の購入習慣に戻るよう呼びかけています。現在の品切れは主に「物流」の問題であり、国内に燃料がないわけではなく、人々が使い果たすスピードにトラックの補充が追いついていないのが現状です。
対策として:
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タンクが半分以上残っている場合は、念のための給油を控える。
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燃料を節約するため、不要不急の外出を避ける。
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特に個人経営のスタンドが影響を受けやすいため、アプリなどで事前に在庫状況を確認してから向かう。
昨日のラジオのニュースでガソリン窃盗のニュースを聞き調べてみました。
ガソリン窃盗の現状(2026年3月時点)
以前はガソリンスタンドで給油したまま支払わずに逃走する「ドライブオフ(Drive-off)」が主流でしたが、最近では一般車や農機具、トラックから直接燃料を抜き取る(サイフォニング)被害も報告されています。
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件数の急増: 南オーストラリア州では、3月に入ってからわずか1週間で燃料窃盗が36%増加したと警察が発表しました。
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手口の変化: 駐車場や自宅のドライブウェイに停めている車の燃料タンクから、ホースを使ってガソリンを抜き取る。
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鍵のかかっていない農場や工事現場の燃料タンクが狙われる。
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ガソリンスタンドでの「支払い逃げ」も、過去最高水準に達しています。
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初犯の増加: 生活費の圧迫や「燃料がなくなる」という恐怖心から、これまで犯罪歴のない人が魔が差して盗みに手を染めるケース(初犯)が目立っているのが今回の特徴です。
本当に早く戦争が落ち着いてほしいばかりです(泣)

