こんばんは🌙✨

 

前回の投稿から2年以上経ちました。

 

 

アトピっこママ歴も20年になりました

まる子ですヒヨコ

 

 

前回、長女のことを書いたので、

次は長男のことを書こうと思っていたのですが

 

 

長男のことを書こうとすると

傷がうずいて、書いては消し・・を繰り返し。

 

 

気づけば長女はハタチ。

長男は高校生になりました。

 

 

 

この2年で

いろいろ整理できたのと(私の心と家族の関係性)

今日は天赦日+一粒万倍日+寅の日という

スペシャルデイらしいので

何かを始めるのによいドキドキと聞いたので投稿してみます照れ

 

 

 

アトピっこママでも

こんな経験された方は

なかなかいないかもしれませんが

よかったら読んでみてください🙏

 

 

治るって何か

どんな治療法を選ぶか・・

たくさんたくさん考えた

もう16年前のお話です。

 

 

 

黄色い花 黄色い花 黄色い花

 

 

 

 

長男は今、高校1年生で、

陸上部の長距離選手です。

 

 

今は家族一丈夫で肌もツルツルキラキラの彼が

アトピーを発症したのは

長女と同じ生後3ヶ月の頃。

 

 

 

生後すぐ

 

 

母乳を飲むたび

おなかがぐるぐる鳴って

飲んでは出し・・の子でした。

 

 

それでも5ヶ月までは

体重も順調に増えました。

 

 

 

湿疹は、

最初、乳児性脂漏湿疹のようにほっぺが荒れだし、

だんだん全身に広がりました。

 

 

肌は荒れていましたが

赤ちゃんらしくムクムクしていた長男が

半年で風邪をひいたのを機に

体重が減り始めました。

 

 

風邪もありましたが、

彼は、アレルギー性腸炎でした。

 

 

食べ物にアレルギー反応を起こして

吸収できなかったようです。

 

 

 

6kgまで増えた体重が

10か月のとき、4キロ代まで落ちて

緊急入院になりました。

 

 

 

体重が減り始めてから

緊急入院までどう過ごしていたかというと・・

 

 

 

そのころの私は

長女の経験から、医療に対して大きな不信感を持っていて

なるべく病院にかからず

食や自然療法で治したいと思っていました。

 

 

 

助産院で提唱していた食事法で

母乳の質を改善すれば

必ず良くなると信じていました。

(詳しくは、前の記事をお読みください🙏)

 

 

 

でも長男は腸が過敏で反応する食品数も多く

素人が判断して対応するには

ハードルが高い症例でした。

 

 

 

食事療法を始めてから

結果が見え始めるのが3ヶ月くらい。

 

 

それまでコツコツ続けていましたが

長男の肌はおろか、体重は増えません。

 

 

 

それでも病院にかかったら

強い薬を出され

症状を抑えておしまい。

 

 

その子の一生を支える

大切な乳幼児期に

どんな体作りをしたらいいかなんて指導してもらえない。

 

 

 

ネガティブいっぱいで医療を拒み、

ホメオパシーや代替医療を試す中で

息子はどんどん痩せていきました。

 

 

 

10ヶ月になったある晩。

それまで黙って見守ってくれていた夫が

夜泣きが止まらない長男をみて

「もう限界じゃない?」といってきました。

 

 

 

そして翌日、仕事を休んでくれて

一緒に病院に行きました。

 

 

 

車で1時間半の小児科。

当時珍しかった

アトピー・アレルギーで食の改善を指導するお医者さんでした。

 

 

 

血液検査の結果を聞きに診察室に入ると

普段温厚そのものの先生が

厳しい表情で言いました。

 

「すぐ医大に行ってください」

 

 

 

あじさい あじさい あじさい

 

 

 

 

長男は、極度の栄養不良状態で

すべてのアレルゲンに最高値の反応が出ていました。

 

 

「命に関わるレベルです」と。

 

 

 

翌日、家族全員で医大にいくと

 

 

小児科部長の先生が

スタッフ全員呼び出して

私たちを囲みました。

 

 

 

「息子さんの状態は

 私たちがみたことがないくらい深刻です。

 このまま入院してすぐに治療を始めたいですが

 この病院では前例がないため、

 小児アレルギーの権威から指導を仰ぐことになります。

 可能なら、その医師がいる病院で治療を受けることをお勧めます。」

 

 

そう勧められた私たちは

翌朝すぐにその医師の元へ経ちました飛行機

 

 

小児アレルギーの権威とは、

相模原病院(神奈川)の海老澤元宏先生でした。

 

 

アレルギっこママなら

本やメディアで一度はお名前をみたことがあるかもしれません。

 

 

 

無事フライトを終えて

相模原病院に着くと、

 

 

外来で

「今日は帰せません」

と言われ、そのまま入院になりました。

 

 

 

ヒマワリ ヒマワリ ヒマワリ

 

 

 

 

相模原病院は、

小児アレルギーのプロフェッショナルが揃う病院ですが

 

長男のアレルギー症状は、

海老澤先生以外の医師が全員

「診たことがない」とおっしゃるくらいの最重度でした。

 

 

 

すべてのアレルゲンが

振り切りいっぱい最高値。

 

 

Ige(アレルギー数値)は、3万超え。

(正常値は当時60くらいだったと思います)

 

 

栄養状態は、

ショックを起こしてもおかしくない数値と言われました。

 

 

 

そんな状態まで

医療に掛からなかった私を

責めるでも叱るでもなく、

海老澤先生はわたしの目をまっすぐみて

 

 

「お母さん、大丈夫。

 かならず良くなりますよ」

 

 

といってくれました。

 

 

 

 

そのあと

 

「でもあと一歩遅かったら命に関わっていました。

 今、そのくらいの状態だということはご理解ください。」と。

 

 

 

 

 

担当医は

熊本大学から研修に来ていた女医のO先生さんでした。

 

 

海老澤先生とO先生から

 

「ここに至るまでの経緯を聞かせてください」

 

と言われました。

 

 

 

 長女もアトピーアレルギーで

 行ける範囲の小児科皮膚科全部受診したけれど

 どこも強いステロイドを出すだけ。

 

 ステロイドは

 塗れば炎症がさっと消えるけど

 塗り遅れると火がついたようにかゆみが再燃して泣き叫ぶ。

 

 そんな長女を見て不安に思い医師に聞いてみても

 長く使わなければ大丈夫とだけ。

 どのくらいの期間塗れば治るんですか?と聞いても

 それはその子によると。

 

 不安になって取り上げてくれた助産師さんに相談すると、

 和食中心の食事療法を紹介され、

 実践してみたら半年くらいですっかり肌がきれいになった。

 

 

 それをお医者さん達に話しても

 食とアトピーは関係ないと言われ、

 医師や医療への不信感が募っていった。

 

 

 

詳しくはひとつ前の記事に書きましたが

これまでの経緯をお話ししました。

 

 

すると女医さんはこう言いました。

 

 

 九州の医療者の一人として

 九州のアレルギー治療の遅れをお詫びさせてください。

 まだまだ地方には、この病院で行われているような治療法は広まっていません。

 お母さんには、不安な思い、不信感をおかけして本当に申し訳なかったです。

 私たちは責任を持って息子さんの治療に取り組ませていだだきます。

 この病院で効果のあった最善の治療を行いますが、

 どんなに良い治療法でもお母さんが納得しない治療は最善にはなりません。

 だからお母さん、ケンカしよう。

 どんな些細なことでもいいから、不安や疑問は聞いてください。

 納得できないときはケンカもしましょう。

 私たちはチームです。

 一緒に納得した最善の治療法で息子さんを治していきましょう!

 

 

 

その言葉に、涙が止まりませんでしたえーん 

 

 

この先生たちを信じようと思いました。

 

 

 

 

長くなったので、

今日はここまでにします🙏

 

 

お読みくださってありがとうございます。

 


続きはまた近日中にパー

 

 

 

アトピっことそのご家族が

そのまんまで笑顔で幸せでありますように虹虹虹

 

 

 

 

長男がちいさい頃よく遊んでた幸島前の浜

(左の木の下にちょこんと座ってるのが長男ですニコ

 

 

 

まる子ぶーぶー