5ジン目線編⑤




幼少期の頃から気づけば



隣にはいつもアミが居て



それが当たり前だった



目を離すとすぐに見えなくなる



大人しくて可憐な女の子



俺が傍に着いてやらないと



何処かに居なくなってしまうような



1人が好きなそんなアミに



いつしか恋心を抱いていた



けど・・・



どんなにアピールしても



俺の気持ちに気づいてくれず



それどころか話もろくに



聞いてないような



何処かいつもうわの空で



恋愛とは無縁な様な子だったな()



それでもめげずに



常日頃から傍に引っ張って



隣に居たのに・・・




アミはいつしか遠い存在になった




大学の進学を機にお互い一気に



距離が出来たと思った



でも違ってたんだよな・・・



いつの間にか彼氏らしき人が出来たと



親に聞かされて



それがかりショックだったのを



昨日の事のように覚えていて



暫くは思いを引きづったまま



気づけば社会人になっていた



そんな時・・・



風の噂でアミが図書館に良く出入り



しているのを知った。



偶然を装ってバッタリ会えば



また昔の様に近い存在になれるかな



なんて思い何日も図書館に通って



やっと久しぶりに会うことが出来た



変に疑われないようにしようと



していたのに・・・



会えた嬉しさから興奮して



ずっと大きな声で話し続けてたら



アミにゼスチャーで注意されて



凄く恥ずかしかったな・・・/////



兎にも角にも



今の俺のつまらない社会人生に



1つの光をもたらしてくれた



「アミ」に改めて恋をしている…///



でも・・・



社会人になったアミは



可憐な可愛らしい印象から



大人の綺麗な女性へとなっていて



少し気おくれしそうになった



もしかすると



既に彼氏が居たり




気になるような人が居るんじゃないかと



不安になりながら



それでもめげずに



これからもアタックし続けようと



心に秘めている



「アミ」



今度こそラストチャンスだと思って



精一杯アピールするから



俺の気持ちに気づいてくれ



頼むアミ・・・






ジン目線編