今日の1年生の授業では、例としてシガニーウィーバー主演のエイリアンを引き合いに出したが、エイリアンを知ってる生徒は皆無だった。
実は金曜日のグループも、同様にエイリアンを知ってる生徒はほんの１〜２名だった。
年々エイリアンを知ってる生徒は減ってきているが、まさか全員知らないとは思わなかった。
ここまできたかー…
なので金曜日も今日も簡単に図解したが、面倒なので放課後に、黒板にでらきっちり描いてきた。
エイリアンと、口を閉じた卵と開けた卵、フェイスハガーと呼ばれる蟹みたいな形の幼生体と、腹を食い破って出てきた小型エイリアン。
ホラーだぜ。
さて、そのエイリアン時代のテレビ番組と言えば、思い出すのは金八先生。
あのドラマは、シリーズを重ねていく毎に社会情勢を加味した内容にアップデートしていってた。
現実も同じで、今まではドラマとかせいぜいニュースでしか見たことなかった事象が現実となっている。
ほんとに様々な生徒が入学してきていて、教員もアップデートしなきゃならない。
例えば今日はこんな生徒に対応した。
部活中のことだ。
女生徒が金曜から体験入部してるんだけど、授業は書道を選択している。それでなぜ美術部なの？と聞いたら、美術の授業が大嫌いだから書道なんだと。でも元々美術部だったから、部活は美術で良いかなって思うんだと。
この物言いからしてちょっと大丈夫かな？とは思ってたんだが、体験入部なのにしゃべるしゃべる。
上級生そっちのけでもうひとりいる１年生に四六時中話しかけてる。
他にも色々あったが、極めつけは
「男の顧問に見られてると描けないんだよね」
という発言。
それは、彼女の絵に指導してる最中で、ことごとく反論してくる。
反論には一切返してないが、きっとあれこれ言われるのが嫌なんだろうなとは感じてた。
それでもその「顧問が…」を友人にさらっと言ったときは、さすがに
「いや、顧問は俺しかおらん」
と返した。
まるで暗にどっかいけっていってるかのよう。ってか、そう言ってるのか?
女の先生なら良いけど、男に見られるのはいやなんだと。
この生徒は、まず指示に従わない、思ったことを全部口にするししゃべりっぱなし、そして顧問は…だ。
どれか１個か２個の生徒はこれまでもいたし、問題にもしてこなかった。
が、さすがに他の部員もいる前でこうはっきり言われて無視も出来ない。
思ったことを全部口にするのは、ある意味わかりやすくていい。
口にしないで態度に出すのに比べたら、はるかにましだ。
だけど、口に出されては気持ちよく過ごせない内容も中にはある。
明日は仮登録の日なので、もしこの生徒が来たら、たぶん来るが、この顧問の件だけは確認しなきゃならんなぁ。
嫌だと言ったところで、ハイそうですかとはならんからなぁ。
なんでもかんでも願った通りにはならんだよなぁ。