つづき
防災訓練。
その前日に球技大会があったからか、足が痛い生徒が若干名、防災訓練中に体育館後ろで椅子を使っていた。
休憩時間に1人、お供の友人連れで来て、こう言った。
「先生、足が痛くて座りにくいんです」
終わり。
続きは、ない。
でも、これだけでは何したいかわからん。
こういう言い方は昔からよく聞く。
この場合、次のセリフは”椅子に座りたい”だ。でもそれを自分から言わない。
こういう、自分で言わずに相手に提案させようとする生徒は少なくない。
理由は様々。
先生がそうしろって言ったからと言い訳するためってのが多いかな。
この生徒も、なんにも続けない。
ん?という顔したら、
ん。という顔してた。
ので、仕方なく、
「なら、立ってても良いよ」
って答えたら、ええ?!って。
ええ?!
こっちがええ?!だよ。
案の定だなと思って、じゃぁどうしたいのか聞いたら、案に反して、別に何を希望もしてないって。
?なら何しに来たの?
聞くと、別にないと。
一体なにをしたかったのか…
「その言い方だと、こっちとしては立ってて良いよが回答だし、椅子使いたいならそう言わなきゃ。自分でどうしたいかを伝えなきゃ、相手には分からないよ」
っていったら、そうですかって。
までも、どうしたいかがないなら、伝えようはないわな。
ならほんと、何を言いに来た?
この生徒、真面目だし掃除もよくやるし成績も悪くない。普通よりか良い目の生徒だが、こんななんだなぁ。
こういう、自発性があるようでない生徒がめちゃくちゃ増えた。
ホントかどうかわからんが、自分の考えがない。どうしたいか、聞いても答えを持ってない。
中学までに、指示されすぎてきたのかな?
「なら、椅子にすわる?」
って最初に言って欲しかったんだろうか?
足痛くて座りにくなら椅子使っていいよと促して、結局椅子に座った。
となると、前記事に書いたみたいに「どうですか?」なんて意図がわからん質問でさえ、自発的に投げてくるだけまだマシかも知らん。
ちなみに、前記事のエピは放課後に居残ったり部活が終わってから授業課題を一生懸命やってるガチ勢の話。
ガチ勢だから、まだしも自発的だったんかな。
ちなみにちなみに、放課後は基本サビ残を何時間も強要させられとる時間帯の出来事だが、このごろの生徒は耳年増なので、サビ残なのに遅くまですいませんなんて平気で言ってくる。
「分かってんなら早く帰れ」
「いやです。帰りません。明日も来ますっ」
なんて言う。
この調子で、12月は連日帰宅が9時近く。
寝る2時間前とかに夕食食べるなって言われとんのになぁ。。。
朝4時起きなんで、早く寝たいです。