土鍋ごはんの美味しさ

       

         

 

住職の趣味のひとつに【料理】がありまして。。。食器もそれなりの物を使うと食卓が華やかになります。道具も無論重要で、細長い柳葉包丁をシュッシュッと研いでいると感性も研ぎ澄まされ、スーパーで売っている安価なマグロも刃を入れれば細胞を断ち切っている感覚が分かり、舌に乗せた時のねっとりとした甘みは切り売りしている刺身では決して味わえません。丁寧に作ることは食材への敬意でありましょう。

 

先日、ふと三重県伊賀市まで炊飯用土鍋を求めに行きました。伊賀は忍者のふるさとでもありますが、400万年前は琵琶湖の湖底だったそうでプランクトンの化石を含む粘土は焼成すると化石部分が焼けぬけて空洞となりそれが熱を保つ構造となり、白飯

を炊くのに好都合とのこと。

 

 

土と水と火と米と。料亭で出てきそうな白飯が簡単にに作れます。

 

そういえばお釈迦様の父上は【浄飯王;スッドゥーダナ】といいます。

インドでも上質なお米が珍重されていたのでしょう。

 

堺からは車で1時間30分ほどでしょうか、

【長谷園;ながたにえん】という老舗工房があります。是非お出かけください。