わたくし着物屋です。


でも色んなコトやります。

まあ、長く生きてるうちにいろんなコト覚えましたね。


髪結いします。 お化粧します。 着物のコーディネートと着付けもします。 髪飾りも作ります。


それから・・・写真も撮ったりするんですわ。


実をいうと大昔、初めてもらったお給料で一眼レフを買いました。 当時で10万円くらいでした。

「カメラマンになりたい。」とちょっとだけ思ったのです。

でも、当時私はなんと会計事務所というお堅い職場におりまして、ワタシにとって「カメラマン」などは現実離れした遠い存在だったのです。


でも、その後もあまり詳しい勉強もしなかったものの、趣味で撮ってきました。

けっこうな「カメラ小僧」だったわけです。


そんな私が本格的に「撮らなきゃ。」と思ったのは去年のこと。

あることがきっかけで人に「撮ったらいいよ!」と強く勧められ、久しぶりにカメラを購入。


いやー、デジタルの一眼レフってたのしーですよね。

露出の具合、シャッタースピードなど、撮ったあと、スグにチェックできるので上達が早いと思いました。


もっともっと勉強したいですね。


だけど、実際に私が着付けして、ヘアメイクして、撮影までを一人でやると時間がかかって仕方ない。

自分の世界を確実に表現はできますがね。 助手がいればなぁとつくづく思います。


けれど、そういうやり方の一方で、私はコーディネートと着付けに専念して他を別のプロに任せる。

この方法は思いがけないものを生んでくれて実に面白いです。

今回のショーは後の方でやりました。


どっちかに限定することも無いなと思ったのです。

どちらもメリットあるし。どちらもたのしいし。


髪結いがはじめた着物屋「縁-enishi-」のブログ  

お店のテーブルの上にカメラを置いていたら、ある男性のお客様が「写真撮ってくれるの?」とおっしゃって、今朝はその方の撮影をさせていただきました。

明日が58歳のお誕生日だそうです。


















撮影っていうと、どうしても成人式や結婚式が多いんですが本当は、もっと歳を重ねた人の写真も撮りたいんですよね。

50代~の女性を美しくヘアメイクして、着付けして撮影する。

そのくらいのお歳の方って、写真に写ることをイヤがったり、自分の写った写真を見てがっかりしたりすることをよく見かけます。


がっかりするんじゃなくて、友達に見せびらかしたくなるような、「アタシきれいじゃない。」って思ってココロに花が咲くような、そんなちっちゃな宝物のような写真を撮りたいなっておもいます。


さーて、2月はお店はヒマそうだからそんな写真を撮らせてくださる奥様を探してみようかしら。



縁-enishi- http://enishi.ne.jp/


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