北海道は冬本番。連日厳しい寒さが続く中、2月の2週目には各地で冬の催しがなされました。今回私が旅先に選んだのは紋別市。ここでは毎年2月に流氷まつりが開催され、その名前通り、オホーツク海から流氷がやってきます。

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今回は土日+平日1日で旅行しております。そのため、以下私が紹介するルートでは、土日2日のみだと紋別市の観光を十分に行えませんのでご了承ください。

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もんべつ流氷まつりが開催されると知った昨年11月頃。告知された瞬間に私はホテルを予約しておきました。まだ紋別市のホテルはアゴダやるるぶトラベルの早期割引でかなり安く抑えることができました。

航空券も相当早くから予約済み。既に溜まってたマイル5000円分を丸々投入し、往路便は5000円で、復路便は11/29に行われたANAにキュンセール(鯖落ちで有名)を利用し7300円で購入。往復12300円で東京↔︎旭川を往復できることになりました。


本日は2023/2/11

自宅最寄駅から羽田空港へ行くリムジンバスが早朝4時半に出るということもあり、前夜は夜更かししていました。何故こんなに早いのか…単純に飛行機が6:45発だからです。過去イチ早い飛行機に搭乗するため過去イチ早い時間に家を出ます。



まだ空が明るくすらなってないが羽田空港第2ターミナルに到着です。私が利用するAIRDOはANA系列の航空会社となっており、ターミナルも第2に行く必要があります。

しかしこんな早い時間なのに空港はバカみたいに混んでました。保安検査場は大混雑。





6:45発のAIRDO81便は使用機材が変更になり、幸運にもポケモン(ロコン)塗装に当たりました。これは嬉しい!ロコンといえばポケモンでもかなり人気のあるキャラクターですよね。私は手持ちに加えたことはありませんが。





外装だけでなく内装も拘ってるようです。眠そうなロコンを座席に発見。私もこのロコンと同じように飛び立ったら寝ようと思います。





定刻通り羽田空港を離陸。本日は海側、C滑走路からの離陸でした。しばらくすると機内サービスが開始。今回私が選んだのはほたてスープ。味だけでなく香りも素晴らしい…しかも容器まで可愛いじゃないか!マジでペットとして飼いたい。こんなペットがいたら毎日仕事頑張れそうですね。



北海道に上陸すると明らかに雪が増えました。外に出なくても機窓だけで寒さが伝わって来ます。機長からのアナウンスで、旭川空港周辺の気温はマイナス17℃との報告が…死。

実は私、真冬の北海道(12-2月)に来るのは初めてです。



旭川空港に着陸。雪を巻き上げながらのかっこいい逆噴射でした。飛行機を降りると、先程は見れなかった機体の逆側に異なるロコンが描かれているのを確認できました。


空港を出てバスで旭川駅に向かいます。ターミナルを出た瞬間、わっ、寒!となりました(和寒ではない)。旭川空港から旭川駅までは750円で40分ほどとまぁまぁかかります。





雪の量がエグいんですよね。気温は氷点下だが、風がないので太陽の暖かみを感じます。ちなみに上の写真の左側に筋状の道が見えますが、あれ実は歩道兼スキーコースになってるようです。もう意味がわかりません。



雪を掬い上げた所、降ったばかりなのか雪の結晶が綺麗に残っており、太陽光を受けて虹色に光り輝いています。スマホだと全くわからないのが残念です。



とりあえずまだ何も食べてないので旭川駅のイオンでラーメンを頂きました。1日20食限定の旭川なんとかラーメン。美味しかったけど特に特徴の無い普通のラーメンです。


さて、ここから本題に入ります。今回私は紋別市まで行くことになっています。旭川駅から紋別市までは直通の高速バス(特急オホーツク号)の運行があり、運賃は3400円くらい、所要時間は3時間です。事前に電話または発車オーライというWebサイトで予約する必要があります。

しかし高速バスを使わなくても別の経路で行けるのです。それがJRを使った少々遠回りルート。



旭川から宗谷本線の名寄(なよろ)を経由し、路線バスを乗り継ぎ、さらに興部(おこっぺ)経由で紋別へ行くルート。または石北本線で遠軽を経由し、路線バスで紋別に行くルート。どちらも高速バスを使った場合より時間と金がかかりますが、行きと帰り、異なる景色を楽しみたい方は是非お薦めです。私は行きは宗谷線経由、帰りは石北線経由で移動します。





旭川駅のホームに上がってきたらちょうどラッセル車がいました。間に繋がっているのはラベンダーシーズンに運行されるトロッコを牽引するディーゼル機関車です。冬の時期に北海道を訪問すると運が良ければこういった車両を見ることができます。



11:30発快速なよろに乗車。使用されている車両は最近北海道の各地で続々と投入され始めている新型気動車H100です。従来の車両よりも走行性能に優れ、所要時間も短縮されました。ただし座席は硬い。この列車は名寄行きなので寝過ごすことは考えなくてよさそうです。


途中、永山の先のあたりで案の定眠気に襲われて何度も意識を失いました。宗谷本線の見どころの一つ、塩狩峠の様子を撮りたかったんですが、目覚めた時には和寒に着いていました。その後何度も寝落ちし列車は名寄に到着。







名寄駅車はかなり古く、北海道の古い車両ともよく合います。この辺りは雪が多く、駅前の交差点は車道と歩道の境界線が曖昧になっているので注意が必要です。



ここから20分の乗り継ぎで興部行きの路線バスに乗車します。となりのバス停には幌加内行きのJRバスが来ていました。これはおそらく、幌加内・朱鞠内経由で深川に向かう既に廃線となった深名線のやつだと思われます。

これから乗車する名士バスの興部線は本数が少ないのですが、列車との接続は考えられています。



やってきた名士バスの車両。カラーは大昔のカナディアン航空を思わせます(わかる人向けのネタ)。名寄から興部までは所要時間約1時半で運賃は1790円です。夜更かしの後遺症は凄まじく、このバスの中でも何度も寝落ちしてしまいます。







興部に到着です。読み方が難しいのが北海道らしいとこ。北はとにかく興部とか占冠とか倶知安とか悪意の塊のような難読地名が沢山あります。

到着したのは興部町の道の駅みたいな所でした。周辺に住宅街はあるものの人気はなく、所々家が崩壊してたりテナント募集のポスターが貼ってあったりします。



時間も15時台になってきてかなり冷え込んできました。次の紋別行きのバスまで1時間あるので、道の駅で名物の飲むヨーグルトを購入。濃厚ですごく美味しかったです。



暇すぎて周囲を散策していましたが、特に何かがあるわけでもなかったので諦める



1時間が経過し、そろそろ手の冷えが限界となった時に京急みたいな色をした紋別行きの北紋バスに乗り換えます。興部から乗車したのは私1人のみでした。所要時間は約30分、運賃は730円です。興部までは内陸部を進んできましたが、ここかはオホーツク海を眺めることができます。


徐々に紋別が近づいて来ました。このあたりにはつい数日前流氷接岸の報せが届いたのですが、あれ?…流氷どこ??

終点まであと5分くらいになっても海に流氷が見えません。地平線に微かに白い帯を確認できるものの、あんなに遠いのは何かおかしい。

これはホテルに着いて判明したことですが、接岸していた流氷が前日あたりに遠くに流されてしまった様子。もしかしたら2/10の悪天候が原因なのかもしれない。とにかく流氷は風向きに左右されるみたいですが、明日乗船予定のガリンコ号で十分到達できる範囲に流氷が残ってるのでまぁよしとします。



宿泊するのはホテルオホーツクパレスです。早めに予約しておいたので5800円くらいでした。ちなみにこの日は紋別市内で流氷まつりが開催中ということもありホテルは軒並み満室です。





紋別市内では美味しい食事処が沢山ありますが、今夜選んだのはまるとみさん。17時の開店直後に入ったので空いてました。ホッケ定食を注文。びっくりするくらい大きなホッケ&たらことイカ&カニの味噌汁&ビール。こんなん美味しくないはずがない。しかし相変わらず私は魚を食べるのが下手くそらしく、ホッケを綺麗にするのにかなり時間かかってしまった。





食事を終えて夜の紋別市内を散策します。気温はマイナス4℃。極寒ですが風がないので手袋をしてればそんなに寒くは感じません。街灯は温かみのある暖色系で雰囲気が非常にいいです。しかし稚内に来た時もそうでしたが、北海道をこのあたりまで上ってくると風景がどこか海外っぽく感じたりもするものです。



漁港の辺りまで行ってみました。写真では分かりにくいですが水は凍っています。近寄ると地面と判別がしずらく、誤って降りてしまったら大変なことになりそうです。



道路脇には冬らしいイルミネーションがたくさん。雪の上に氷製のキャンドルみたいなのが置いてあって素敵。







ホテルの近くにはイルミネーションの他に氷の彫刻作品が置いてありました。どこか見覚えのあるキャラクターが沢山。

ホテルに戻ってまた酒を飲もうかと思いましたが、眠気による疲労を体は感じていないものの脳は感じていたらしく、18時過ぎにベッドに横になった瞬間眠りに落ち、その後20時に目覚めた瞬間再度眠りに落ち、次は0時半までグッスリ。なんかもう風呂入るのが面倒になってしまいそのまま朝まで寝てしまいました。


さて、翌日は丸一日紋別市内を観光します。


ありがとうございました。


A.K