車輪の再発明をしない。という格言がコンピュータ・プログラミングの分野ではよく言われます。そして、そのことをご存じの方も多いでしょう。

 

なぜならば、書店に行けば、ずばりのタイトルの本はないかもしれませんが、車輪の再発明について書かれた本はあるはずです。

 

ですが、車輪の再発明をしない極限のプログラミングは、どのようなプログラミング・スタイルになるか、プログラマである方々は意外に知らないかもしれません。

 

今回は、車輪の再発明をしない極限のプログラミング・スタイルとは、どのようなものかを示したいと思います。

 

手順としては、

  1. 自分が解決したい問題を考えます。
  2. 問題の解法を検索エンジンで検索し見つけ出します。
  3. その解法に対応するサンプルコードがあることを確認します。
  4. そのサンプルコードを自身のプログラムにコピー&ペーストして連結します。
  5. コードを整理し、自身のプログラムに最適化します。
  6. これらを繰り返します。
となります。この手法で実際にシステムが組めた経験があるので有効な方法であることは確かなのですが、複雑化することが多くなるのでサブルーティン化の戦略が重要になってきます。
 
また、コードの読解力も必要になります。なぜならば、ペースト元のコードがセキュリティ的に問題がある場合や、エラー処理がされていない場合があるからです。
 
蛇足ですが、主にコピー&ペーストするコードが再利用可能であればサブルーティン化を考えてもいいかもしれません。

 

最後に、車輪の再発明をしない極限の開発方法はコードの読解力と検索能力、英文の理解力、ライセンスの知識などが必要となります。一般的に車輪の再発明をしないというときはライブラリなどを使うことを意味するのですが、今回はその極限を紹介しました。

 

参考になれば幸いです。