今日のドラフト上位候補についてメモ程度に。
高校生投手
今井達也 作新学院 右・右 180・72
個人的に甲子園で最速をたたき出すと期待していた投手。全国制覇は予想外。
JAPANと国体は低調な投球に終始したが、疲れなのか甲子園が確変だったのかが難しい。
とはいえ、あれだけしなやかに150キロを投げる高校生を初めて見た。ちょっと大袈裟に言うと、ペドロ・マルティネスみたいなしなやかさと強さ。
故障やら不調やらが続いてまともに投げたのは1ヶ月ちょっと。この投手の歴史はこれから。
髙橋昂也 花咲徳栄 左・左 181・84
今夏埼玉大会で圧倒的な投球を見せたBIG4の一角。どことなく内海哲也を思わせるフォームから重い速球とフォークで三振の山。春から夏にかけてググッと伸びてきたが、昨夏の時点で2年時の小笠原慎之介より上と見ていただけに、もうひと押しが欲しかった。欲張りすぎか。
荒れ球の割にスライダーでカウントを稼いだり、印象以上に四死球が少ないのも良い。
藤平尚真 横浜 右・右 185・85
高校BIG4と騒がれて久しいが、搭載したエンジンの大きさならダントツのNo.1
上下の連動が上手くいっていないモーションは改善の余地が大いにあるが、それでも常時140キロ台中盤を叩き出す身体能力には夢を抱ける。
今夏も急に崩れるイニングがどこかしらにあったが、それもまた伸びしろ。
寺島成輝 履正社 左・左 183・85
高校No.1左腕…どころか今年のドラフト対象の左腕でNo.1に推したい。
どんな場面でもどんな相手でもフラットに投げ込める投球は高校生離れ。
プロで最も求められる「コンスタントさ」をすでに持ち合わせているのは驚くばかり。
課題を挙げるとすれば、ひとつひとつのボールの質。2年目のオールスター明けあたりからローテに入る前田健太みたいな成長曲線に期待。
堀瑞輝 広島新庄 左・左 177・72
夏から秋にかけて急上昇した速球派左腕。小柄な部類だが、低めのスリークォーターからのストレートとスライダーの切れ味が出色。
切れとスピードがありながら高めに浮かない制球力もあり、パッと見の印象はジェフ・ウィリアムス。甲子園では160球完投みたいなこともあったが、適性はリリーフか。
高校生野手
九鬼隆平 秀岳館 右・右 捕手 180・82
高校日本代表の中軸にどっしりと座った大型捕手。強肩強打はもちろん、高校生ながら複数のタイプの異なる投手をリードしてきたインサイドワークやキャプテンシーも魅力。
「外人部隊」と揶揄されながら4番捕手主将として春夏ベスト4、試合後の振る舞いにも感銘を受けた。攻守に角がとれてくればプロの正捕手が見えてくる。
大学生投手
小野泰己 富士大 右・右 184・75
最速152キロの速球と鋭く落ちるフォークが武器の速球派右腕。
大学生ながら完成度は低いが、細身の体格で大きな伸びしろを秘める。
目下の課題は制球力。まずは身体づくりから始めて、じっくりと上質な速球を生かす下地を作れれば。
柳裕也 明治大 右・右 180・80
大学全日本の主将を務めた明治大のエース。
コントロールと多彩な球種が持ち味の技巧派のイメージだが、140キロ台後半に届いた速球とフォークや特徴的ないえる縦のカーブで三振を狙うことも。
球威がやや物足りないという指摘もあるが、そこが将来を左右しそう。
ローテ2~3番手で安定した働きの先発右腕に。
佐々木千隼 桜美林大 右・右 181・83
斎藤雅樹二世の呼び声高い本格派。今夏、田中正義を欠く日本代表のエースとして、アメリカ代表を7回12奪三振の快投は記憶に新しい。
サイド気味のアングルから140キロ台後半の速球とスライダー、シュートなど多彩な変化で攻める。
菅野智之に並ぶ7完封がクローズアップされるが、東海大打線と対峙すること、打線の援護が少ないことなどもあり、その価値は計り知れない。
BB/9が3を切るようになり、プロでも戦えるようになった。
田中正義 創価大 右・右 186・91
2年春の全日本選手権で154キロを計測した圧巻のデビューや、NPBU-23から7連続奪三振と話題に事欠かない今年最大の目玉。賛否両論の「逆W字型」のテークバックや圧倒的な速球など、スティーブン・ストラスバーグと比較される逸材。
思えば、高3夏、背番号8を着けて池田隆英をリリーフしたときから速かった。
この先、故障さえなければきっとメジャーでも活躍できる投手。苦労してきた右肩との付き合い方だけに気を付けてほしい。