朝、仕事に行く電車の中で、

なぜか塞ぎ込んでいる自分に気づき、考えているうちに

出掛けに見たテレビが原因だと思いあたった。

 

それは、イギリス王室のキャサリン妃が

自身の病気を語っているもので、

以前にも増して痩せており、弱々しく見えた。

 

自分でもなぜそんなにショックを受けているのかわからないが、

ニュージーランドに住んでいる間に、

いつの間にか身近に感じるようになったのだと思う。

 

WilliamとKateの結婚や、HenryとMeghanの結婚、

不倫相手のカミラさんが当時の皇太子と結婚したり、

エリザベス女王の即位80周年やお亡くなりになったこと。

 

まぁ、私がニュージーランドに渡ってからだけでも

これだけ色々あって、

その度にこの話題一色になるし、テレビで一日中やってるし、

普段、テレビを見ない人でも観ちゃう。

 

人気の高いウィル一家は、子供達も含めて、

次の時代の王室を担うべく期待されていたし、

そして、つい今日の朝までは、

その中の誰かが欠けてしまうかもしれないなんて

想像していなかった。

 

最近重病説があったので、もしや、が

的中してしまったという残念な結果になってしまい、

それが現実になったことにショックを受けている。

 

そんな思いを引きずりながら電車を降りて改札を出ると、

元気なおばぁちゃんが元気に笑っている広告が目の前にあって、

人生100年時代、とかいう文字が書いてあった。

皮肉だな。

 

あの有名な歌じゃないけど、

なんでもない、普通な毎日が続いたら

それだけで幸せだなって、本当にそうなんだなぁと思った。

 

これから暫く、ニュージーランドでは

この話題で持ちきりだと思う。