以前、といってもずっとずっと前、(悲)
私がまだ高校生だった頃、
友達のひとりが埼玉県の、(確か)上尾に住んでいて、
東京のど真ん中で育った私を、
遊びにおいでよ、と誘ってくれた。
遠い遠いとは聞いていたけれど、
高校生の私には、いつになったら到着するのだろうかと
不安になるほどの遠出だった。
駅で迎えてくれた友達が、どう?(東京とは違うでしょう?)
と聞いてきたので、私は
空が広いね
と答えたのを今でもよく覚えている。
そんな体験を、
いや更にアップグレードした空を見せているのが
ニュージーランド。(と思っている)
私が住んでいるのは
ニュージーランドで2番目に大きな街、クライストチャーチ。
特にここは丘(Banks peninsula)がある以外真っ平なので、
遠くのアルプスや他の山々がよく見えます。
そうすると、
あっちの山では雨降っってるな、とか
雲の形で、暖かい北西の風が吹いているな、とか
雲が渦巻いているな、とか
雨が迫ってきているな、とか
今日も雲海かかってるな、とかが見えるのです。
そして少し街から離れると、
基本、170-180度の空が見えるので(遮るものは山のみ)
遠くに発生した変な形をした雲だとか、
山の上にかかっている面白い形の雲だとか、
朝、夕にかかる霜の動きが見えたりだとかします。
そういう時人って 写真を撮らずにはいられない(確信)
私も例に漏れず、見ればパシャパシャやってます。
(でもKさんの写真に埋もれているので、探すのが大変です)
それに、ニュージーランドといえば星空。
特にテカポ。
が有名ですが、
別にテカポでないと星空が見えないか、というと
そうではありません。
街や大きい道路から少し離れれば、街灯も無いので
大体どこでもよく見えます。
東京育ちで、星をひとつ見つければ喜んでいた私にとっては、
星空はもちろん綺麗で感動するのですが、
実は、そんな星よりも心を動かされるものがあります。
この間キャンプをした時、月の出を見ました。
その夜は晴れていたので
星が綺麗だね〜なんて話していたら、
山の向こうから大きなオレンジ色の月が上ってきたのです。
残念ながらスマホでは
なんだか全くわからないオレンジの点にしかならなかったので
撮影は諦めましたが、
久しぶりに感動しました。
ほぼ満月だった為、月が出た途端、
今まで見えていた星の数がグッと少なくなり
影ができるほどの光を放つのです。
(はぁ…)
寝るのが勿体ない程素敵な夜でした。
(写真、アップロードできず(泣))