どうも援護射撃でーす。エイプリルフールです。嘘をつく相手もいないのでブログを書くことにします。

今回書くのはレディオヘッドの名盤「OK Computer」。あまりにも有名な作品ですね。

 

 

僕の数少ない洋楽体験の中でもレディオヘッドはかなり好きなバンドなんですが、そのレディオヘッドが残してきた作品群の中でも1番の名盤として名高いのがコレ。OKコンピューター! イギリスのTV番組がやった名盤ランキングでは視聴者投票1位を獲得したらしいです。

 

なんで有名かというと、前作までのギターロックバンドとしての面影を残しつつも、実験的な音楽性に挑戦しているから(少ない知識をこねくりまわして書いてます)。プログレっぽいのもあるし、機械に文章を読み上げさせただけの曲もある。

そして、何より暗い。90年代のロックを語るときには必ず閉塞感、憂鬱といった単語が出てきますけど、それよりずっと奥の深い絶望を高純度で切り取って掲示したような薄暗さ。ジャケからも連想されるような、凍りついたロックなのです。

 

アルバムは「Airbag」の唸るギターのイントロによって幕を開けます。時々むしょうにこのイントロが聴きたくなるのだ。。。

そして曲調やテンポが目まぐるしく変わるシングル曲「Paranoid Android」。プログレッシブロックっぽいですが、メロディーはとても良く、ポップソングとしてもまとまってます。さっすがぁトム・ヨーク。この曲バカ売れしたらしいんですが、こんな曲が売れるなんてほんと面白い時代やったんやなぁと思います。

で、美メロの「Let Down」。終盤にかけて天国へ昇っていくような感覚に陥ります。Stairway to Heavenってか。

続いて僕が大好きな「Karma Police」。

 

 

曲調はピアノが印象的な激悲しいナンバーなんですが、歌詞やPVがどこかふざけてんのか?って思うような出来なのも面白いですね。いやいきなりヒトラーの髪型って何やねん。あとこのおっさん誰やねん。みたいな。ゆっくりなのでカラオケでも歌いやすい! ばんざい!

 

で、アルバムのハイライト(個人的には間に挟まってるElectioneeringとかも軽快で好きなんですが)はなんといっても「No Suprises」。これを聴くためにアルバムを買ってもいいレベルの大名曲。PVも斬新(死んじゃうよ!)。この曲の歌詞が実は大好きで、甘いメロディーにそこはかとなく絶望的な詩が乗ってるギャップにまたやられます。

http://jellyhead.hateblo.jp/entry/2017/09/19/231925

↑このサイトの解釈が個人的には好きですね。

 

 

ゆったりした曲もありますが、それ含めてもアルバム通しての緊張感が尋常ではなく、どこか薄暗い空気がつきまといます。でもこの暗さがいいという人もいて、僕もその1人です。はっきり言って英語がわからんので聴くときにはあまり詞の意味などは考えませんが、曲調だけでも絶望感はビンビンに伝わってきます。

氷のようなロック。聴いとかなあかん作品ですね。