どうも援護射撃でえす。どうでもいいですが丸亀製麺は最高ですよね。
今日はU2の初期の名盤「War(闘)」です!
「ヨシュア・ツリー」を聴いて一時期U2にハマっていたんですが、中古屋で買って(それにしてもこのジャケの男の子はかなりの美少年ですよね。「この人は今!」みたいなのに出ないかしら)この「War」を聴いたとき、「ヨシュア・ツリー」とは全然違う音の鳴らし方にびっくりしました。
「ヨシュア・ツリー」はもっと荘厳な雰囲気で、映画のサントラかと思うような響き渡るサウンドでしたが、この「War」は全然違う。音のひとつひとつがダイレクトに耳を刺してくる感じ。あくまで個人の怒りをパッケージングしただけというような、シンプルなアレンジ。
そしてさらに凄いのが曲。これ1983年の盤なんですが、そうとは思えないようなキャッチーなメロディーが詰まってます。今聴いても「カッケー!!」ってなること請け合い。特に1曲目「Sunday Bloody Sunday」は聴いたことある人が多いんじゃないでしょーか。最初のドラムだけで痺れますね……!
2曲目の「Seconds」も、地味ですが淡々とした曲展開が逆にハマります。途中に入ってる人の声はなんなんだ一体。
「New Year's Day」も大ヒットしたシングル。U2ファンは、この曲を聴いて年を越す人も多いとか(ウィキ〇ディア情報)。疾走感が半端じゃなく、冬の夕方、突き刺すような風を耐え忍びながらイヤホンで聴きたくなるような曲です。必聴!!
続く「Like A Song...」と「Drowning Man」は隠れた名曲。とてつもなくシリアスで、張り詰めたギターの音色がどこか諦めや憂いのようなものを感じさせてくれます。ああ切ねえ……。
こんな風に書いているとまるで捨て曲なしのようですが、実は自信をもって薦められるのは最初の5曲までで、後はちょっとだれてくるんであんまり聴いてないんですよね……笑(こら! 太字にすな!) 最後の「"40"」などは穏やかで良い曲ですが。
まあそれを差し引いても、名盤であることには変わりないです。
U2といえば「社会派のバンド」といったイメージで、もちろんこのアルバムも大半の曲がそのイメージ通りの歌詞なんですが、政治的なことを一切知らなくてもかっこいいと思えるアルバムだと思います。特に最初の5曲は「ヨシュア・ツリー」の最初の3曲に勝るとも劣らない神がかった流れなのでぜひ聴くべき!
冬の木枯らしに打たれながらも、なおも闘志を燃やし続ける……そんな熱を感じられる素晴らしい盤です。