一念発起して、異業種の製薬・医薬品業界に飛び込むのだから、そのメリット・デメリットは把握しておきたいですよね。
もちろん、異業種のエンジニアが製薬・医薬品業界で働くことを前提として述べます。
製薬・医薬品業界でエンジニアが勤務する場合、工場を作る(機械導入含めて)仕事や工場でメンテナンスをする仕事である場合が多いです。
ここで述べているメリット・デメリットはできるだけ客観的に記載することに努めましたが、主観的な部分も含まれています。ですので、ご自身で<デメリット>を記載してある箇所を<メリット>を解釈できれば、それはそれでいいことだと思います。述べられていることをご自身の解釈の元逆にご理解いただくことはなんら問題ありません。
それでは、私は思うメリット・デメリットについて述べていきます。
<メリット>
l 比較的給料が高い(別記事で述べていますのでリンクを貼ります)
l 転勤は比較的少ない。
製薬・医薬品工場は国内で10も20もある会社はすくなく多くの会社が一桁の数の工場を保有しています。
そのため、転勤は限定的です。
特に外資系の場合、1つの拠点しかもってない場合が多いので、その場合転勤はありません。
転職を考えているあなたの状況は、おそらく20代後半から30代でご結婚されている場合も多いでしょう。その場合、家族も一緒に引っ越すことになるでしょうし、年齢的にも人によっては、1つの場所に長く住みたいと考える方も多いでしょう。
そういった意味でも製薬・医薬品工場での勤務はおすすめです。
l 就労環境は他の業界より比較的いい。
製薬・医薬品業界は比較的就労環境はよいです。
DODA連載ホンネの転職白書2013.9.9更新
「残業の多い職業・少ない職業は?全80業種、95職種別の残業時間調査!」
によると
残業の少ない順位で
医薬品メーカー:16位
電子/電気部品/半導体メーカー:25位
自動車/輸送機器メーカー:32位
設備関連/プラントメーカー:37位
機械/電気機器メーカー:52位
家電/AV機器メーカー:53位
建設設計:60位
ゼネコン/サブコン:66位
通信/ネットワーク機器メーカー:72位
とエンジニアが多く勤めている会社より残業時間が短いことが分かります。
その理由はさまざまあると思います。
① 製品の消費期限が長い。
② 計画的な製造が可能である。
③ 製品の特性上、過労による健康被害等を起こすことはできない。
④ 従業員に女性が比較的多い。
理由を挙げてみると上記が考えられますが、就労環境をよくしたいと思われている方にはお勧めです。
l 製品品質や作業員の安全性に関するものについては費用を惜しまない
どこの業界も品質の重要性は高いと思いますが、製薬・医薬品業界で扱うものは人の命や健康に影響するものです。ですので、特に重要性を置きます。また、作業される方の安全性への配慮もとても高いです。
そのため、品質・安全に関する問題を解決するためにかかる費用へは比較的優先順位を上げて対応します。
業務を進める上で、改善やよいものをよりよくするという観点では、どんどん前に進められます。ですので、稟議がなかなか通らないというようなジレンマを感じることはあまりないかもしれません。
<デメリット>
l 書類を作成する仕事が他業種より多い。
製薬・医薬品工場で何か工事や改造を行う際には、必ずやることに対して品質保証の承認を得てから行います。
その承認を得るためには、書類を作成してその合理性や製品品質への影響を述べられそのそれを回避できることが書かれている必要があります。
このことに他業種よりこられた方の中には、違和感や、まどろっこしさを感じる方もいます。
これには、慣れも必要であるためあまり得意でない方はデメリットと感じるかもしれません。
l 工場勤務は比較的田舎が多い。
製薬・医薬品業界に限らず一般的に製造工場は土地の比較的安価な場所に建てることが多く、その場合一般的には交通の便があまりよくない場所が多いです。
工場としても、働く人すらいない辺境の地に構えるわけにはいかないですが、比較的田舎であることが多いです。
ここでは一般論を考慮し、デメリットとさせていただきました。
しかし、これをメリットと感じる方も少なくないでしょう。
l いくらよい内容でも自由に工事や改造はできない。
工事屋や機械屋は、いい工事・改造をどんどん進めて行きたいと感じる人が多いと思います。工場としてもいいものをどんどん進めるべきと考えるのがごくごく一般的です。
製薬・医薬品工場も同様です。
しかし、この業界には特有の手続きがあります。
その手続きを踏んでいかないと成し遂げたいことがなかなか進んでいきません。
他業界から転職された多くの方はここに違和感やめんどくささを感じる方が多いです。
なかなか慣れるまで最初は大変かもしれません。
l 言葉や手順など独特なものに慣れる必要がある。
製薬・医薬品業界特有の言葉がかなりあります。
そこで最初はその言葉に慣れるのに時間がかかるかもしれません。
逆に考えるとそれらの言葉の意味と意義をきちんと理解できれば、この業界で十分やっていけると考えます。
いかがでしたか、エンジニアの方が製剤・医薬品業界で働く際にいい面もちょっと頑張らないといけない面もあります。
もし、覚悟を決めて転職される際もこれらのことを知っているかいないかで準備が異なると思います。
是非最低限知識だけでも蓄えていただき、転職の準備をされてください。
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