こんにちは
Kei
コロナも少し落ち着いてきて、ようやく元の生活にもどりつつあります
Thank you for visiting my blog
毎日目にするニュースはコロナ一色でしたが、そんな日々の中で飛び込んできたニュース
今の私と同じ37歳の時、ステージ4の肺腺ガンと宣告された姉も、このキャンサーペアレンツに入っていました。
当初、姉の余命は2年くらいと聞いていましたが、姉の死後、旦那さんから本当は半年と宣告されていたことを聞きました。私たちを気遣って言わなかったんです。
でも、2年3か月も頑張れたのは、この「キャンサーペアレンツ」に出逢えたことも大きな支えになっていたと思います
我々家族がいくら「大丈夫」とか、「一緒に頑張ろう」と言ったとしても、ガンになったことがない人間の言葉は無力だと感じていました。
姉の死後、姉のスマホを見たら、「早く死ねる方法」とか「早く死にたい」というワードで何度も検索した形跡があったそうです。闘病の後半戦は、いくら3人の子どもがいても、生きたいと願う以上に、本当に辛くて、苦しくて、痛くてたまらなかったんだと思うと、思い出すだけで私も胸が苦しくなります。
私たちに心配かけまいと、闘病中は弱音を吐くことは一度もありませんでした。早く死にたいと考えるほど辛い想いをしている姉の孤独や不安に寄り添うことができていたんだろうかと未だに考えてしまいます。
そんな中でキャンサーペアレンツの存在は、特別なものだったと思います。西口さんは、
姉と同じように、子育てしながら闘病するお父さん、お母さんのために、話し合えたり、励まし合えたり、治療の情報交換などができるコミュニティを作ってくれました
姉にとってこういう場があったことは、私にとっても救いになりました。
また、患者同士の交流の場を提供するだけでなく、学校や企業、医療機関などで、もし家族がガンになったら周りはどうサポートしたら良いか?など、多くの人に考えてもらう機会をと「ガン教育」を行ってきました
私も講師に行っている学校で、年度初めの会議などに外部講師を招いての研修があり、以前「こうゆう研修があったら受けてみたい、とか、この人の話が聞きたいというのがあるなら希望を聞かせてください。」と言っていたので、学園内の偉い人に西口さんの講演をお願いしてみましたが、実現せず
自己啓発系より、あらゆる人にとって身近な問題だと思いましたが、やはり自分や大切な人がガンにならないと、わからないことですよね。
親や身内、友人など、誰か1人は周りにガンになったことがある人、または闘病中の方もいるだろうし、明日自分がなるかもしれない。2人に1人はガンになる時代、いつかくるその時のために、学ぶ必要があると思いました。
西口さんは、ステージ4の胆管ガンと闘いながら、36歳でキャンサーペアレンツを設立。ご自身も企業に勤めながらの活動で、それから4年間でここまで大きな組織へと成長させたパワー。私なら憂い悲しみ、自暴自棄になっているかもしれません。
でも、彼は生きることを諦めなかった。
誰かのために、何かを残してあげたくて、
最期まで熱量を持って生きていた。
私もそんな生き方ができるだろうか?
Get busy living or get busy dying.
「必死に生きるか、必死に死ぬか」
映画「ショーシャンクの空に」の有名な台詞ですが、西口さんや姉の人生を想うと、この言葉が浮かんできます。
今頃、あちら側で姉と再会して、楽しくお話してるかな
最後に、私の姉も西口さんたちと一緒に制作した絵本「ママのバレッタ」📗をご紹介させてください
本が発売されたのは、姉が亡くなった後だったので、姉の3人の子どもたちは、「天国のママから本が届いた
」って喜んでいました
その様子がTVで放映されました📺
姉ちゃんもきっと天国から観てくれたかな
子育て中のお父さん、お母さん、医療、教育関係の方など、どんな方々にも読んでいただきたいです
決して重い本じゃなく、こどもたちに抗がん剤治療や、ガンという病への理解をやさしく深めてもらえる1冊です
今日は長く語ってしまい申し訳ありません
でも、西口さんの訃報を受け、改めて感謝を伝えたかったです。
今後、キャンサーペアレンツは、共に活動してきた方々がしっかり引き継いでくださるとのこと。陰ながら応援しています
私も、与えられた人生を精いっぱいやりきりたいです。毎日を大切に生きていかなきゃって改めて思います
それでは!




