洋食器で有名なマイセンやヘレンド
昔はこの2つの食器を見るたびに、「どうして似たデザインのものが多いのかしら?」と疑問に思ったものです。
実はヘレンドはマイセンなどのデザインを真似することによって有名になっていった窯なのです。
ヘレンドが誕生した頃には、マイセンやジノリがすでに100年の歴史を持つ有名な窯になっていた為、なかなか磁器の注文を受けることができませんでした
ヘレンドは「廃番になったデザインのものとそっくりな物を作りますよ」と宣伝します(当時は著作権というものがなかったそうです)
そんなヘレンドの元に、最初のパトロンとなる伯爵夫人が、「マイセンのディナーセットと同じものを作ってほしい」と注文し、そっくりなものを作りあげることに成功しました。
伯爵夫人はその質の高さに驚き、その後も色々と注文したそうです
他の窯のものを真似することによって技術が高くなっていったヘレンド。
そんなヘレンドのティーカップ&ソーサー、ケーキ皿を我が家に新しくお迎えしました!
どんなケーキを買ってこようかしら?とまたデパートに行くのが楽しみになります
ハンドペイントの食器は職人さんの愛情がたっぷり染み込んでいるので、大切に使いたいなと思います。