歴史が大好きな私
お気に入りの時代はロココ文化が華開いたフランスルイ14世~マリーアントワネットの時代
紅茶のお勉強を始めてから興味を持つようになったお国・・・それはイギリスです。
華やかさの裏には残酷な一面も沢山あり・・・
アフタヌーンティーが始まった19C頃に書かれた小説を読むと、小さな子供がお粥すら満足に食べられないシーンに心が痛みます
有名なシーンにチャールズ・ディケンズの『オリバーツイスト』が挙げられますが、映画でも公開されていたのでご存じの方も多いかもしれませんね。
先日お店で、ヴィクトリア時代から20世紀後半にかけてのイギリス王室の様子を伝えてくれるスクラップブックを購入しました
The ROYAL Scrapbookです。
スクラップブックは19世紀の中流家庭で人気があったようです
客間にスクラップブックを置いていた家庭も多かったとのこと。
お客様がいらしたときには紅茶を片手にスクラップブックを眺めながら会話を楽しんでいたかもしれませんね。
ヴィクトリア女王時代の植民地の地図などもあり、インド・セイロン(現スリランカ)も、イギリス植民地であるという印がついていました。
インド・セイロンといえば紅茶の生産大国ですね
1823年にイギリスのロバート・ブルース少佐がインドのアッサム地方で茶の樹を発見
それをきっかけに、イギリスは中国からの茶葉の輸入に頼ることなく、植民地インドで茶葉を大量に生産し、自国で消費することが可能になったのです。
そして大変高価だったお茶の価格も下がり、一般庶民の手にもお茶が手に入りやすくなっていき・・・そして「紅茶=イギリス」という紅茶大国へとなっていったのです!
歴史を少し知っていると、同じスクラップブックでも見方が変わってきて大変面白いです
夜寝る前にスクラップブックを眺めながら色々な想像をしていると、とてもいい夢をみられそうです