私の英語コーチングを受講されている方のお話です。
海外企業の対応を急遽担当することになった。と、彼女からは仕事の相談ということで連絡をもらいました。
会話をすすめる中、英語のコーチングではなく、課題の整理と行動アイテム、優先順位を決めるためコーチングを行い、どういうことに取り組んでいくのかということを彼女の中から引き出しました。実行するアイテムが明確になった彼女はとても感謝してくれました。
そのうえで今後社内のプレゼンスや自分がどうなりたいのか?ということも考えた結果、やはり英語コーチングを受けたいということになりました。これが彼女と私の英語コーチングのスタートでした。
引き継いだ海外企業との対応については、英語ができる同僚を通して、ミーティングや連絡を取り合うものでした。
前任者は、その同僚がいるときしかコミュニケーションをとっておらず、本来伝えておくべきことをタイムリーに連絡していなかったことが積み重なり、やがてトラブルとなって先方からの不信を買ってしまったということでした。
はからずも海外の企業を担当することになってしまったが、英語さえクリアできれば対応できる自信はある。ここを乗り越えることができれば、同僚や上司からの信頼も得ることができる。そうなりたい。自分の本来持っている仕事の能力を英語ができないということだけでつぶしたくない。そのためには今、〇〇という英語力が必要だということでした。(〇〇というのは、その人にとって必要な英語の目標)
開始当初は文法も英単語もまだまだ不十分でしたが、地道に努力を重ねてまだまだ勉強中ではあるものの、先方への納期連絡を簡単な英語で伝えてみたところ、「こんなことは初めてだ。前任者と同じで英語を話さないと思っていた。どうしたんだ?」と先方の担当者から聞かれたそうです。(ここは同僚が教えてくれたそうです。恥ずかしそうに笑いながら教えてくれました。)
彼女は、練習していた英語で、いま英語を勉強していることを伝えたそうです。緊張してたどたどしい英語だったことが悔しかったとのことですが、相手の担当者からはとてもほめてもらったようです。まだすべてが聞き取れないものの、ところどころの単語を拾うことができ、そういった姿勢で臨んでくれることを喜んでくれ、前任者から大きく変わったということをとても評価してくれていることを、同僚からの話からも理解できたとのことでした。その担当者からの信頼を少しだけかもしれないけど勝ち取ることができたと、とても喜んで話してくれました。
英語でのコミュニケーションができなかった彼女が、少しづつできるようになってきているだけではなく、取引先からの信頼を得、社内でのプレゼンスも少しずつあげることができてきている。求めていた状態に一歩づつ近づいている、と笑顔で話す彼女からこちらが勇気をもらいました。
英語コーチングでは、その人自身ががんばることが求められますが、そのがんばりが英語のスキルを伸ばすだけではなく、未来を拓くツールでもあると改めて実感させてもらえる出来事でした。
これからもがんばっていきましょう!!