おはようございます。
ニールです。
今回は多くの人が誤解している
「英語を読む」ということについて
お話したいと思います。
このことを知っていれば
あなたはスムーズに英語を
理解することができるようになます。
それだけでなく、
英語を聞くときにも関係しますので、
リーディングだけでなく、
リスニングにも役に立つのです。
逆にこのことを知らないで
英語の勉強を続けていると、
いつまでたってもスムーズに
英語を読むことができず、
前に進むことができなり、
「こんなに努力しているのに、
なんで私は英語ができるようにならないんだ・・・」
と思うことになってしまい、
英語の勉強をやめてしまうかもしれません。
さて、リーディング力をアップするには
「英語を読む」ことに関する日本人が陥りがちな
誤解をあらためる必要があります。
その2つの大きな誤解とは。
①英文を日本語に訳しながら理解する
②英文をうしろから戻って理解する
ということです。
多くの人が
「英語を読むこと」
と
「日本語に訳すること」
はイコールだと考えています。
しかし、これば大きな誤解です!
たとえば、
あなたが「犬」という漢字を見たとき
「犬」という動物のイメージが
パッと浮かぶのではないでしょうか?
「dog」という単語を見たときも同じです。
「犬」という漢字ではなく
「犬」のイメージが頭に浮かばなければなりません。
決して「dog」を「犬」という日本語に
訳して理解しているわけではないのです。
「日本語に訳す」から読むスピードが遅くなるのです。
書かれている英文を理解する際には、
日本語に訳す必要性は全くありません。
「英文は、日本語に訳さなければいけない」
という考え方を捨ててください。
日本語訳は、日本人同士がその英文を
理解しているかどうかをお互いに
確認するために使う手段にすぎないのです。
英語の内容がわかればよいのであれば、
日本語訳はまったく必要ありません。
日本で伝統的に行われている
「英語を日本語に訳す」という学習法は、
多くの人数の学生を効率的に教えることができるという
メリットがあると思いますが、
一方でデメリットも大きいのです。
そのデメリットのひとつは、
英語を処理するスピードがとんでもなく
遅くなる、ということです。
本来なら「英語→理解」ですむところを
「英語→日本語→理解」という
ひと手間はいってしまい、
その文、読むスピードが遅くなるのです。
読んだまま、聞いたまま理解する
直読・直解をマスターするのは、
リーディングだけでなく、
リスニングにおいても同じです。
リスニングにおいても、
読んだまま聞いたまま流れにのって理解していく
「直読・直解」の作業が必要になってくる。
とくにリスニングの場合、
発せられた音声は発せられたそばから
消えていきます。
だから一瞬のうちに理解する必要があります。
それゆえにリスニングは
リーディング以上に直読・直解が求められます。
では、どのように練習すれば
「直読・直解」できるようになるのでしょうか?
それは
英語は「左→右」で目線を移動して読む
ということです。
英語を読むときの誤解のひとつである
「英文をうしろから戻って理解する」をやめるのです。
英語の文章では、名詞や先行詞のうしろに
それを修飾する語句がおかれています。
一方日本語は、名詞などの前に
それを修飾する語句がおかれています。
そのため、たとえば
「I know the boy standing there.」
という英文を日本語らしく理解しようとすれば、
「私は、あそこに立っている少年を知っている」
とうしろから前に戻って理解していくことになります。
しかし、この方法では当然、
英文を読むスピードが落ちます。
そこで英語は左から右に語順通り
理解していくことが必要なのです。
この「左→右」に読む癖がつけば、
リスニング力も身につきます。
あなたは、
「なんだ、それだけか?」
と思うかもしれません。
ですが、私たちは今までの長い間、
英文をうしろから訳してきているので、
いきなり「前から訳していけ」
と言われても、急にはできないのです。
うしろから戻って訳すのであれば、
一度読んだときに意味がわからなくても
また、うしろから訳すときに考えればいいのですが、
前から1度で意味を取っていくというのは、
あなたが想像する以上に難しいと思いますが、
これも慣れによってできるようになってきますので、
頑張っていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。