ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会決勝でイングランドに完勝して3大会ぶり3度目の優勝を果たした「スプリングボックス(南アフリカ代表の愛称/動物の名前)」。“黒人初”の主将シヤ・コリシ選手のインタビューが話題ですね。
「祖国は実に多くの課題に直面しています。しかし南ア国民は私たちを応援してくれました。みんなに感謝します。祖国はいま本当にたくさんの問題を抱えています。それぞれ違うバックグラウンドを持つ人たち、異なる人種からなるチームがゴールを目指して一つになれました」
「今日はどうしても優勝したかったのです。何かを成し遂げたかったら団結する、そうすればできることを祖国のために示したいと願っていたのです」「(国民が一つになって応援してくれる)こんな南アを目にするのは生まれて初めてです」
「1995年の初出場初優勝が私たちに何かをもたらしたのは明らかです」「祖国は大きな課題を抱えています。コーチは前の試合のあと、私たちが優勝を目指すのはもう私たちのためではない、祖国の人々のためにプレーするのだと奮い立たせてくれました」
「だからこそ何としてでも優勝したかったのです。応援してくださった皆さんに感謝します。タウンシップ(今でも貧困に苦しむ黒人居住区)で暮らすみんな、違法なバーやクラブで飲んでいるみんな、ホームレスのみんな、すべての地域のみんな、応援してくれてありがとう」
イギリス人の旦那を持つ私としてはイギリスを応援すべきなのですが、南アが優勝してよかったとこのスピーチを聞いて思いました。