思い出しても涙の出るような・・・、お話ですw
長女を出産したのが8月で、当時は今よりも待機児童が問題となっていました。
4月入所で希望を出すと、可愛い可愛い愛娘と半年くらいしか一緒に過ごせないと思った私は、せめて1歳まではと、8月に職場復帰予定にしていました。
しかし、当然ながら認可保育所は入れず。
7月8月という中途半端な時期なので分かってはいたものの、結局、一つ隣の駅前にある無認可の保育所に娘を入れ、予定通りに職場に戻りました。
メーカーは工場部門が始業が早いことから、本社部門も同じく始業時間が早いことが多く、私の職場は8時からでした。
育休中に引越しをしてしまったため、通勤時間は1時間半弱。保育園の預かり時間には間に合わないので、朝と夕方の勤務時間を1時間ずつ減らす時短勤務での復帰。朝遅く出社するのも、夕方早く退社するのも、それまでバリバリ男みたいに働いていた私には、許せないことでした(笑)。
現実を認められない。受け入れられない。こんなはずじゃない。自分はもっとできるのに。どうして???
一つ手前の駅で降りながら、心身ともに疲れた状態で娘のお迎え。
初めてのあんよも、保育士さんから報告され、顔では笑いながら、それを見届けられなかったことに内心涙でしたw
そして、保育園のバッグ、会社用のバッグ
、ベビーカーに娘
を乗せて、また電車
へ。
一駅乗って我が駅(小さな駅です)に着くと・・・←あれっ怒るの早いですが何か?!
当時、エスカレーターもエレベーターもなかったので、
なんとベビーカーを抱えて階段を上り下り←もうねここからは涙なしでは語れませんよw
しかも他の方がいるとゆっくりしか歩けず迷惑なので、ホームでひとり他のお客さんがいなくなるのを待ち、
よいこらしょっとベビーカーを娘が乗っているまま担ぎ、両肩にはカバン、一歩ずつ上ってたまに休憩するという可哀想さ!!!←ついに自分で言いましたよ
そんなことをしていながら、なんでこんなに大変なんだろうか?なんで育児ってこんなに辛いんだろうか?!と悔し涙をにじませ、帰路についていました。
ちなみに、その数年後、その駅にはエレベーターもエスカレーターもついたんですよね。プンスカプンスカ。
そして、時短勤務で思ったように働いている実感も湧かず、また職場にも迷惑をかけている気がして、その気持ちがいつまで経っても拭えず、だいぶ思いつめたのち・・・
こんなことになるなら、大変でもいいから、自宅で仕事をして娘を育てながらなんとか生きていこう、と決め、
当時の夫(←オイ)のやっていた英会話スクールでやっていくつもりで、退職届を出したのでした。
退職は、周りも驚きだったらしく・・・
まぁ、何があっても負けなさそうなこの強い雰囲気のせいか
恐れられていることもあったみたいですが
(爆)、
反対されないようにギリギリに伝えました。
お世話になった上司の面々を思うと心が負けそうでしたが、もうその時の私には、
娘第一で生きていく
それ以外の選択肢は微塵もありませんでした。
最終日、元上司で、当時関係会社の社長になっていた恩師(社長ですよ、社長、こんなペーペーの私に・・・号泣)から、PHSに直接内線をいただき、これからも頑張るようにと言っていただいたのは、今でも昨日のことのように覚えています。今も、その方を始め、本当に良くして下さった皆さんに恥じない人生にしようと、働き方をしようと、日々自分を戒めています。今振り返っても、心から尊敬できる人がたくさんいた会社でした。
なぜこんな話をしたのかというと、
今回何人か自分のお教室を始めたいお母さんをサポートすることになったのですが、
自分の原点は、いつも昔の自分を助けることにある、と思ったんですよね。
これ前から思っていたことなのですが。
会社員として働きながら赤ちゃんを育てることを、一度目論見た私ですが、できませんでした。
悩んだ末、自営業に働き方を変えました。
でも、世の中には、働き方を変えることなんて想像もしていない人の方が多いはずです。
我が子の初めてのあんよや、初めての●▲■を見届けられず、涙を飲みながら仕事に励む女性が、何人いることでしょう
そんな辛い経験があるからこそ、今何かをやりたいお母さんを応援したいのかなと思うのです。
赤字の(←言うな、ってか赤字で書くなw)送迎サービスも同じです。
送迎がないと平日の習い事は大変なんです。
仕事をしていることくらいで諦めて欲しくないのです。
先生として、日々指導にあたっている私が、なぜ「人気者のゆかり先生」なのかも、←とうとう自分で言いよったwしかもバラ付きで
私が幼い頃、こんな先生に教わりたかった。なんでも話を聞いてくれる先生に出会いたかった。もっと早く英語に触れたかった。と言ったような、子どもの頃の願望を、今キッズクラスの子どもたちに接することで、遅ばせながら叶えているようなものです。
誰かを応援したいのも、小さい可愛い子どもたちを応援したいのも、根っこは同じ。
昔の自分を慰めているようなもの、なのです
だから、苦労しなくてもできる
いい人だと思われたいから誰かを助けよう
先生として好かれたいからいいレッスンをしよう
ではなく、
がんばってるママさん←昔の自分w
がんばってるキッズたち←昔の自分w
だから、自然に、苦労することなく、応援することになっているだけなのです。
結果的に、辞めたくなかった会社でしたが、辞めてよかったんだな。今の働き方でよかったんだな。
と思いますし、この私のやり方に賛同して下さっている、キッズの保護者のみなさまや、優しく接してくださる大人クラスの皆さん、ついてきてくれるスタッフや先生方のためにも、
スクール経営は絶対に失敗できないですし
もっと大きくして成功し続けていくしかないのです←かっこいい!!←だから自分で言うな
以上、今回はなんか熱くなってしまった・・・笑
さて!これから可愛いキッズクラスを見てきます