【連載自宅出産4】夫が腹をくくってお産の場へ | 本田紀子 Blog

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「マインドの力・英語スキル・セルフケア」を軸に、好奇心と行動力で未来を創造する「セルフ・リーダーシップ」のノウハウを伝えています。

これまでのお話はこちら
【連載自宅出産1】寝室で夫氏がキャッチした娘
【連載自宅出産2】いよいよ強まる陣痛 自宅で1人 宇宙を貫く集中力
【連載自宅出産3】1人で陣痛のピークを迎えた結果

入園&2歳のお誕生日おめでとう





午前10時過ぎ

息子を

入園式開始直前の園に託して

急いで家に帰ってきた

心優しい夫氏は

急いで引き返してきたその足で

私に駆け寄り恐る恐る

背中を撫でてくれたんですが

それまでの数十分間

陣痛の波にノリにノッて

1人きりで思う存分

野性の猛々しい産み力をさんざん高めていた私の本能は

遠慮げな優しい背中さすりを1ミリも求めてなくて

私 「さ、さわらんとって・・・・・・!!!」

夫氏 「ハイ」(風のように退室)









ますます陣痛が祭り本番に近付き

あかんと分かっていながらも

呼吸を浅くして小刻みにいきみを逃してたら

案の定

過呼吸になり

手足が痺れてきまして




「ビニール袋持って来てー!

過呼吸ー!!!」





退室まもない夫氏にレスキュー要請

颯爽と駆けつけた夫氏が

ヒラリと差し出すビニール袋

受け取って口を付け

全呼吸を委ねようとしたら

ジャガイモ収穫後みたいな

内側泥だらけのスーパーの袋で



「新しいのん持って来てー!!!」






無事スーハースーハー

痺れはすぐに収まりました

マイ二酸化炭素すごい







夫氏 急務を果たし

再び そよ風の如く退室







したのもつかの間

祭り直前の本尊から



プシュー!



そして

生温かい液体が

内腿を

けっこうな勢いで



ジャバア~~~



いったいぜんたい

いま何センチ開いているのかすら

知る由のない

私の子宮口に

すごい圧が掛かり出したことで

3重構造の羊膜が

ついに破れた音




飲みかけ微炭酸のペットボトルのフタを

2回目に開ける時ぐらいの

まあまあの炭酸感ある音と共に破水





もしくは

冷めたはずの圧力鍋のフタを

開ける時ちょっと圧 残ってて

プシューって

あんな感じ








もう

破水したら

夫氏もつきっきり

腹をくくるしかない







つづく









・・・ところで秘かに幸帽児を狙ってたんですが








幸帽児っていうのは

羊膜無傷で羊水に包まれたまま産まれてくることで

事前の助産師さんのお話では

ウチのお産のほとんどが始め幸帽児やけども

助産師が羊膜を手で破るのよ~

というお話でした








ここ数年間ずっと

毎夏

マタニティヨガ指導者養成インストラクターの

Jodi Boone先生が来日なさる時に

専属通訳をさせていただいている私は

あらゆる出産シーンのデータベースが

脳内に豊富に蓄積されています





その中でも

Jodi先生

生徒さんたちにシェアなさって

私も何度となく眺めてイメトレしてきた

幸帽児の画像載せちゃう

何がどうなればこんなにツルンとお産まれに!







ともかく

元気に生きてる産まれたての赤ちゃんだそうです

すごいよね、ほんとに!!!

もちろん 私は炭酸風に破水しまして

よってこちらは私のお産ではございませんです




指しゃぶりしてるのかな?!