今日は"allow for"をまとめたいと思います。
"allow"単独なら「許す」などの訳語を覚えているかもしれません。では"allow for"となるとどうなるでしょうか?
熟語をよく覚えている方は意味がわかるかもしれませんが、
"allow"だけしか覚えていない方はよく考えても"allow for"の意味は出てこないかもしれません。このあたりが句動詞の難しいところですね。
では『ロングマンExams英英辞典』で"allow for"を見てみましょう。
"allow for"
to consider the possible facts, problems, costs etc involved in something when making a plan, calculation, or judgement
ex) Allowing for inflation, the cost of the project will be 2 million.
You should always allow for the possibility that it might rain.
意味の方は起こり得る問題などをあれこれ考えるとあり、どういう時かというと計画を立てたり計算したりするときにと続いています。"for ~"のことについてあれこれ考えるのが主な意味と言えそうです。
1つ目の例文を見てみると何を考えるかに"inflation"がきています。「インフレーションをあれこれ考えると」ということで「インフレーションを考慮すると」くらいに訳せるでしょうか?そして考慮するとどうなるかというと、コストが200万になるだろうと続いています。ここでは考えられるコストの額としてこうなるだろうという見通しが示されています。
2つ目の例文は"the possibility"について考慮すべきだとあります。どういう可能性かというと"that"以下の雨が降るかもしれないことがわかります。
形としては"You should allow for the possibility that ~"は一つのパターンとして覚えてもいいかもしれません。"that ~"の可能性についてあれこれ考えたほうがいいですよと言いたいときに使えそうですね。
辞書を見ると"allow"を使った句動詞[熟語]は数としては多くはないので今回取り上げた"allow for"は覚えておきたいですね。