ベルリッツの訴訟は会社側の負け。
Berlitz loses suit over union teacher strikes
弱い立場である労働者が経営者に対抗するためのスト権。
その行使の方法が違法だとして、会社側が従業員・組合を訴えるという事件でした。
The Tokyo District Court rejected a lawsuit filed by Berlitz Japan Inc
この訴えに対し、東京地裁は違法性はないとして棄却しました。
これが正当なものであったのか権利の濫用なのかは、どんなストだったのか実態をみないと正直分かりませんが、少なくとも裁判所の見解として会社が負けたということですね。
英会話講師は低賃金かつ不規則なスケジュールで労働環境はあまりよくないので、感情的には同意できます。
ただ、一方で、労働組合も悪質なものや、過激な労働運動でJALのように会社をダメにしていくものもあるのも事実。
また、労使が「労使協調」の名の元で馴れ合いベッタリで、組合が従業員を守る機能があまり意味をなしてない会社もあったりもします。
(私の会社の労働組合は後者でしょうか)
会社と従業員の利害は対立するなかで、共存して会社を繁栄させていくためには、労使の関係も調和と緊張とのバランスが大事ですね。
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