就学前の子どもが通う施設として、知られているのが幼稚園もしくは保育園。教育面を重視している家庭や専業主婦家庭は幼稚園、共働きで長時間の保育が必要な家庭は保育園へというのは少し古いかもしれません。

 

令和の今となると、その選択肢の一つとしてプリスクールを検討する家庭も増えてきているよう

 

プリスクールというと、昔は帰国子女や両親が外国人の場合など、一般家庭が通うには少し敷居が高かったというのは今は昔。

 

幼保無償化の影響を受け、一般的に費用面で高額と言われているプリスクールでも通いやすくなったことから、教育熱心な親の間では幼稚園以外の選択肢としてプリスクールという考え方も広がってきています。

 

そこで気になるのが幼稚園とプリスクールどちらがいいの?という点ですよね。幼稚園については何となく分かる人も多いと思いますが、プリスクールについては詳しく分からない・・・という方が大半なのではと思います。

 

この記事では幼稚園とプリスクールそれぞれのメリット・デメリットを実際にプリスクールに通わせている親目線で解説します

 

 

プリスクール・幼稚園の違いを徹底解説!

幼児

 

まず、幼稚園とプリスクールの違いについてご説明します。双方ともざっくりいうと「子どもを預ける施設」ではありますが、まず大きな違いはプリスクールは日常生活を英語で過ごすという点。

 

園内はオールイングリッシュという100%英語の園、日本語と英語を使う先生がいる園、延長保育時は日本語の先生のみなど園によって英語を使用する頻度に差はあれど、基本的には英語を使って過ごすのがプリスクール。そこはまず押さえておきたいポイントです。

 

しかし、それだけではなく教育施設の区分としても以下のように明確に分かれています。例えば、幼稚園は文科省が管轄する「教育施設」で幼稚園教諭の資格を持った先生がいるのが特徴ですが、プリスクールは一般的に「認可外保育施設」という区分に分類されます。

 

いわゆる「無認可保育園」と言われる園です。そのため国や自治体が定めた一定の基準を満たした認可保育園と比較すると施設や先生の質に非常にばらつきが出てくるのは仕方がないと言えます

 

しかしその一方、園独自での教育カリキュラムや預かり時間は自由に設定することが出来るので、その地域の家庭のニーズに合わせた柔軟な保育や先進的な教育があることも多いです。

 

  幼稚園 プリスクール
管轄 文部科学省が管轄する教育施設 文部科学省または厚生労働省および都道府県
先生の必要免許 幼稚園教諭 特になし(スクールで独自に設定がある場合も)
給食の有無 任意 任意
残り預かり時間 9:00~14:00の4時間が標準時間 園により異なる
預かり対象者 満3歳~小学校就学前の幼児 0歳~小学校就学前の幼児
費用相場 公立約10,000円/月 100,000円前後の園が多い

 

幼稚園のメリットは?幼稚園のメリットを4つご紹介!

解説

 

管轄や規則面での違いはお分かりいただけたかと思います。ここからは上記の違いを踏まえた上で、幼稚園・プリスクールのそれぞれのメリットとデメリットを詳しく解説していきます

 

では、まずは幼稚園のメリット4つから以下で詳しくご紹介します。

 

  • 施設が充実している

  • 先生は幼稚園教諭の資格があり、幼児教育のプロ

  • 学費はプリスクールと比較しても安いことが多い

  • 基本的な日本語は身につく英語で生活するのでしっかりとした英語力が身につく

 

 施設が充実している

幼稚園とプリスクールの違いについて冒頭でもご紹介したように、幼稚園は教育施設としての位置づけです。そのため小学校や、中学校といった学校という区分になります。そのため、学校教育法で設置するための必要な基準が細かく定められています。

 

そのため、施設についても公立、私立を問わず備えなければいけない施設は同じ。

 

  • 保育室・遊戯室(兼用可)

  • 職員室・保健室(兼用可)

  • トイレ

  • 飲料水用設備

  • 手洗い用、足洗用設備

  • 運動場

 

必要な施設として上記が定められています。また、運動場については園内か隣接する位置に設けることが決められています。

 

さらに広さについても運動場はもちろん園舎についても規定の面積が定められており、運動場であれば4学級以上ある場合は1学級につき80㎡と決まっています。

 

確かに幼稚園は、広い園庭に広い遊戯室があるイメージですよね。また園によってはその広い園庭の一部で畑まである場合も。ハード面の環境という点では幼稚園は、子どもの発達に則した施設であると言えそうです

 

 先生は幼稚園教諭の資格があり、幼児教育のプロ

幼稚園で先生として勤務するには、「幼稚園教諭」の資格が必要です。高校卒業後、専門学校、短大、大学等で専門の教育を受け、幼稚園教諭の資格を得た後、公立であれば地方自治体の採用試験を受ける必要があります。すなわち地方公務員という肩書になります。

 

私立であれば、その施設の採用試験を受け合格すれば幼稚園教諭として勤務することができます。どちらにせよ、幼児教育について学んできた幼児教育のプロであることは確かです。

 

ですので、ある程度の質は担保されていると言ってもいいでしょう。教育の質の高さももちろんですが、安全や衛生といった子どもを預かる上での重要な知識があるという点でも安心です

 

 学費はプリスクールと比較しても安いことが多い

幼稚園のメリットとして費用面もあげられます。一般的には公立で月1~2万円、私立で月2~4万円の費用が掛かると言われることが多いですが、一般的なプリスクールと比較するとかなりお安め。プリスクールの費用面については詳しくは、後でご説明しますがやはり無理なく通わせることが出来る学費であるかも非常に重要なポイントですよね

 

また、2019年から始まった幼保無償化で3~5歳児のクラスの幼稚園に関しては、幼稚園無料となりました。(ただし月額25,700円まで)さらに、幼稚園での預かり保育を利用している家庭も「保育の必要性の認定」をお住いの自治体から受けていれば、月額11,300円まで預かり保育料が無料に。

 

ですので、元々の保育料が月額25,700円以下であれば毎月掛かる幼稚園の費用はゼロ!あとは預かり保育を頻繁に利用しても、教育費としてかかる費用は知れている程度ではないでしょうか。

 

ただし、幼稚園によっては質の高い教育が安く受けられるというところで入園希望者が殺到し、必ずしも希望通り入れるとは言えないこともあるよう。さらに、私立の名門幼稚園と言われる園は入園試験がある所も。その試験をパスする必要があります。

 

費用についてはこちらの記事が参考になるので、気になる方は参考にしてみてください。

 

 基本的な日本語は身につく

当たり前と言えば当たり前ですが、日本の幼稚園に通っていれば当然お友達や先生との会話も日本語。そのため、基礎的な日本語は身につきます。

 

また、幼稚園では季節に合わせた行事を行うことがほとんど。例えば、節分や端午の節句やひな祭りなど日本人なら生活する中で自然と身につけていることも、実は幼少期に自然と歌や幼稚園の行事から学んでいるということも多いものです。

 

そういった意味では、日本語を自然にしっかりと身につけるという点と日本の文化や伝統をしっかり知る機会を得られるという点は幼稚園のメリットととして挙げられますね

 

幼稚園のデメリットは?幼稚園のデメリットを4つご紹介!

デメリット

 

ではここからは、幼稚園のデメリットをご紹介します。

 

  • 教育面での質、扱うカリキュラムは園によって大きく異なる

  • 保護者の出番が多い

  • 長期休暇がある

  • 英語のカリキュラムがあっても、身につくレベルになるのは難しい

 

 教育面での質・扱うカリキュラムは園によって大きく異なる

メリットの点で、ある程度の教育の質は保証されるとしましたが、その質はクリアした上で、園により教育方針やカリキュラムは千差万別と言えるでしょう。

 

特に私立の園に関しては、お受験を目指す子が通う園、英語に力を入れた園、しっかりとした体づくりのため運動を重視している園などその方針は様々です。

 

園の教育方針や指針により、雰囲気や通っている家庭の雰囲気も大きく異なってくるのは当然。ホームページやパンフレットの情報だけでは分からない点も多いですよね

 

例えば、学ぶことを重視している幼稚園ひとつ取ってみても、座学を行うのか、はたまた日常生活から気づきを得るようにしているのかなど、そのやり方は様々です。

 

園の教育方針に共感できるか、そして実際に園を見学していいなと思えるか。実際の様子を見てみることをおすすめします。

 

 保護者の出番が多い

保育園と違い、幼稚園の行事は平日に行われることが多いです。そのため、仕事をしている家庭のママであれば、休みを取る必要が。年に1、2回であればいいですが、園によっては毎月のように何か行事や父兄会といった集まりがある場合も・・・

 

また、行事に使用するグッズや衣装といった小道具などは保護者の手作り!なんて場合もあるようです。そうなると行事の当日だけでなく、そういった準備などにも時間を割く必要が。共働き家庭だとなかなか大変そうです。

 

最近では共働き家庭の増加から延長保育や、早朝保育を実施している園もありますが、幼稚園は基本的に9:00~14:00が原則。週に何回かは午前中で園が終わることが大半です。

 

園から家が近ければいいですが、ある程度距離がある場合は園の近くでママ友同士で集まってお話しながら待つ場合もあるよう。ママ同士のお付き合いも発生することも。

 

そういった意味でも保護者の出番が多いのが幼稚園の特徴。親にもそういった付き合いをそつなくこなせるスキルが必要とされそうですね。

 

 長期休暇がある

幼稚園のデメリットとして挙げられるのが、長期休暇。春休み、夏休み、冬休みと年に3回長期のお休みがあります。

 

教育熱心な家庭であれば、その間はプリスクールのシーズンスクールに通う人もいるようです。ただそうなると、別途数万円単位のシーズンスクールの費用も掛かりますし、お弁当の準備や普段の園とは違う場所への送迎の必要もあります。

 

親にとっては、負担がかかるのは間違いありませんが、実は子どもにとっても負担が掛かる場合もいつもと異なる環境に行くのは誰しも緊張するもの。子どもが積極的なタイプであればまだいいですが、慎重だったりする場合は行くことすら嫌がる場合もあります。

 

そうなると長期休み中は家や公園で家庭で見て過ごすとなると、ママは大変です。子どもは可愛いですが四六時中一緒が長期間続くとさすがに辛くなってくるのは私だけではないはず・・・。そういった意味でも、長期休暇がなるべく少ない園というのは貴重です。

 

 英語のカリキュラムがあっても、身につくレベルになるのは難しい

メリットの点で教育が充実しているとご紹介しました。幼稚園でも、カリキュラムの一環として英語が組み込まれている幼稚園も多くなってきました。

 

確かに幼少期から、英語に触れる時間があるのは親としても嬉しいものです。吸収力が凄まじく高い幼児期に英語に触れることで、ネイティブになれる可能性がグンと上がります。

 

また、本人も努力したつもりはなくとも、自然に身につくのが幼児期に英語を学ぶメリットでもあります。そうした意味からも幼児期に英語に触れられる環境が非常に大切だと考えています。

 

ただ、幼稚園のカリキュラムといっても毎日英語に触れる時間を設けてる園はほとんどないのではないでしょうか。だいたい週に1回、多くて2回ほど。

 

自分の意思や気持ちを英語でしっかりと伝えられるというレベルになるのは、かなり厳しそう小学校から始まる教科としての外国語への導入としてや、抵抗感をなくすためにはいいかもしれません。

 

また、先生がネイティブであるかも気になる点ですね。園によっては外部から外国人講師を招いて指導するところもありますが、日本人の外部講師、もしくは保育園の先生自体がクラスを行う場合も。

 

せっかくならネイティブの発音や言い回しを身につけて欲しいところです。ただ英語のレッスンがあるかだけでなく、その頻度や先生の質にも注目して選びたいところです。

 

子供をバイリンガルにしたいという方針であれば、以下の記事を読むことをおすすめします!

 

プリスクールのメリットは?プリスクールのメリットを4つご紹介!

解説

 

ではここからはプリスクールのメリットを4つご紹介します。実際に息子を通わせている親目線からご紹介しますよ!

 

  • 英語の身につき方は圧倒的

  • 異文化への理解が自然と深まる

  • 英語以外の教育カリキュラムも充実

  • 進学先の選択肢が広がる

 

英語の身につき方は圧倒的

何と言ってもプリスクールのメリットは、英語力の身につき方。英語を身につけさせたいのであれば、幼稚園、保育園、プリスクールと選択肢があれば、やはりプリスクールが圧倒的です。

 

身につくスピードはもちろんですが、ネイティブのような発音、リズム、言い回しなど質の高さでも圧倒的なのは間違いないでしょう。

 

どうしてここまで身につき方に違いがあるかというと、やはり英語に触れる時間が圧倒的に多いから。プリスクールは基本的には英語で過ごす園。先生やお友達とのやりとりも基本的には、英語です。

 

例えば9:00~14:00までプリスクールで過ごすと1日5時間は英語漬けに。1カ月だと100時間になります。一方、幼稚園で週に1回1時間英語の時間があるとしても、1ヶ月でたった4時間。これが1年、2年と積み重なるとその違いは想像に難くないですよね。まずはこの時間的、量的なアドバンテージが非常に大きいのです。

 

そして、質の高さ。プリスクールでは外国人の先生がいます。そのため、日本人では発音しにくいような音をたくさん聞けるのです。また、英語独特のリズムやネイティブならではの教科書には載っていない生の英語をたくさん聞ける点が、質の高さに繋がっています

 

これを家庭でしようと思うと大変。DVDやCD教材もありますが、双方向のコミュニケーションという点ではやはり対面が圧倒的に有利。実際に息子を見て、適切な環境を準備するだけでここまで英語力は伸びるのか・・・と子どもの吸収力の高さには驚かされています。

 

以下の記事では、幼少期から英語を学ぶメリットについて詳しく紹介しています。ぜひあわせて読んでみてください。

 

 

異文化への理解が自然と深まる

そして、言葉を身につけると同時に身につけて欲しいのが、異文化への理解。これからの世界は、もっとグローバル化がすすんでいくことは間違いありません。

 

しかし、ただ英語という言葉を身につけるだけでは、真のコミュニケーションや理解は出来ないもの。お互いの文化がまず違うことを認識し、どういった文化が育まれてきて、どういった考えや生活習慣がスタンダードなのかをしっかりと理解する必要がありますよね

 

そういった意味でもしっかり異文化を学習することは大切です。ちなみに、我が家の息子が通うソモスインターナショナルプリスクールでは、大使館との交流も盛ん。

 

各国の大使館を訪問したり、大使館からその国の伝統衣装や楽器をお借りし、体験を通じて文化を知り学んでいく機会が設けられています。

 

また、カントリースタディといってテーマ国を選択し、その国についてしっかり深堀して学んでいくということも行っています。

 

言葉だけでなくその背景にある文化や歴史を学ぶことによって、他文化をより理解し小さいうちから受け入れる土壌が作られていくのではないでしょうか。島国である日本だと、なかなか身につきにくいことですが、ソモスではしっかりと身につきますよ

 

 

英語以外の教育カリキュラムも充実

実はプリスクールは英語を身につけるカリキュラムだけではありません。「英語を使って何を学ぶか」を大切に考えている園も多く、英語以外のカリキュラムが充実していることも魅力。

 

例えば理系教育に特化していたり、絵を描いたり製作をしたりといったアートの分野に力を入れていたり、リトミックなどしっかりと体を動かすことに力点をおいている園もあります。また、これらを少しずつ複合的に取り入れているところも。

 

教育熱心な家庭であれば、どんな教育を受けられるかは非常に興味深いですよね。園によって本当にバラエティ豊かです。そういったより深い教育を求めている家庭には、プリスクールはおすすめです。

 

進学先の選択肢が広がる

そしてプリスクールのメリットとして、就学時の選択肢が一気に広がる点。通常の幼稚園だとだいたい公立の小学校へ進学することが多いのではないでしょうか。

 

一方、プリスクールだと英語がしっかり身につきます。インターナショナルスクールへの進学という可能性も一気に現実的に。

 

私自身は、受験を考えてはいませんが、ただ子どもの可能性としてはなるべく広げてあげたい!というのが親心です。

 

そういった意味では、公立小学校のみならず、インターナショナルスクール、海外の小学校へ進学しても困らない程の英語力があるので、進学先の選択肢は一気に広がるのではないでしょうか。

 

また、今後海外へ転勤し海外の小学校へ通う可能性がある子どもも、プリスクールに通っていればしっかりとした英語力が身につくので言葉の面での苦労は少なくなりますね。


 

プリスクールのデメリットは?プリスクールのデメリットを4つご紹介!

デメリット

 

  • 認可外施設であるため、安全面や施設の充実度はしっかりチェックする必要がある

  • 講師の質は園によってさまざま

  • 長期休暇がある

  • 費用面は幼稚園と比較すると高め

 

プリスクールにはたくさんのメリットがありますが、でもデメリットも気になりますよね。そこもしっかりお伝えします!

 

認可外施設であるため、安全面や施設の充実度はしっかりチェックする必要がある

幼稚園のメリットとして「施設が充実している」点を挙げました。教育施設として国の定める基準をしっかり満たしていることが求められます。

 

一方プリスクールは認可外保育施設という扱い。ですので、園庭がなかったり、幼稚園と比較すると人数に対しての教室の広さが十分で無かったりと施設面でのデメリットを感じることもあります。

 

また、特に注意したいのが安全面。子どもの人数に対して極端に少ない保育者の数で実際は運営していたり、子どもにしっかりと目が行き届いている環境であるかは自分の目でしっかりとチェックする必要があります。

 

充実した教育も大切ですが、まずは子どもが安全に過ごせる環境であることが前提です。ただ、園見学の際に見ると言っても限られた時間の中で、全てをチェックしきることは不可能です。

 

我が家の息子が通うソモスインターナショナルプリスクールは、認可外保育施設の中でも「指導監督基準」を満たす保育施設となっています。

 

インターナショナルスクールとしては珍しく、そういったところも安心して通わせられるポイントとなっています。さらに、ソモス では東京都の「指導監督基準」で定められた以上の保育士を配置しています。

 

このように認可外保育施設と呼ばれるプリスクールでも、安心して預けることができるようしっかり設備や人員を割いている園もあります。ぜひ預ける際は、このような安心できる園を選びましょう!

 

 

講師の質は園によってさまざま

そしてプリスクールメリットのとして、教育の充実を挙げましたが、実はその講師の質は様々。幼稚園は幼稚園教諭の資格が必要ですが、一方プリスクールでは、子どもたちを指導するのに国や自治体からは特に必要な資格を求められている訳ではありません。

 

園によっては、保育士や大学で教育を学んだ者しか採用しない園もあるようですが、正直園によりけりといったところです。

 

教育のカリキュラムが素晴らしくても、実際に子どもに接する講師が子ども自体の特性や発達過程を知らないとせっかくの教育効果も薄れてしまう可能性もあります。

 

そういった点からも、どういった人材が講師としているのかはこちらもしっかりとチェックする必要がありますね。

 

ちなみに息子が通うソモスでは、ネイティブの先生もいますが、日本人の先生もいます。さらにこの日本人の先生たちは保育士資格を持っているため、言ってみれば保育のプロ。

 

子どもにどう声かけをするか、など情緒面でのきめ細やかなフォローもしっかりとしてもらえる点は非常に安心。

 

年長さん位になってくるとある程度、自分のことは出来るようになりますが、物理的にもお手伝いがまだまだ必要な時期、言葉が完全に話せない時期などはこうしたプロの保育士さんがいると親としても安心できますよ。

 

長期休暇がある

そして幼稚園のデメリットとしても挙げましたが、プリスクールにも同様に長期休暇があります。現在は共働き家庭も多いので、プリスクールに通わせたいと思っていてもこの長期休暇がネックで・・・という家庭も多いのではないでしょうか。

 

それもそのはず、プリスクールの長期休暇も年間で2カ月程。その間、シーズンスクールといって園で数日かは、預かりをしてくれる場合もあります。ただ、多くは半日であったり、お弁当の準備が必要であることも。また、その間はシーズンスクールとして別途数万円費用が掛かることが多いです。

 

共働きの我が家も、この長期休暇がネックとなっていましたが、ソモスではプリスクールでありながら、長期休暇が非常に少なく共働き家庭へのサポートが充実しています。年間でも1~2週間程度で、在校生であれば一時預かりとして預かってくれるため、非常に助かっています預けやすさという点では、保育園と遜色ないかもしれませんね。

 

保育園のような預けやすさと、プリスクールならではの教育面の充実を求める方はぜひこちらも見てみてくださいね!
 

費用面は幼稚園と比較すると高め

そして気になるのが費用面。一般的なイメージとしてプリスクールは費用が高く、芸能人の子どもが通っているイメージのある方も多いかもしれませんね。確かに、月額の費用で言うと月額10万円が相場で、幼稚園の費用と単純に比較すると高いかもしれません。

 

ただ、2019年10月から始まった保育の無償化の制度の対象は認可外保育施設も含みます。3~5歳児で住んでいる自治体から「保育の必要性の認定」を受けている場合、月額37,000円まで利用料の補助が出ます

 

しかし、認可外保育施設であるプリスクールはどの園でも補助が受けられるというわけではなく、園自体が指導監督基準を満たす旨の証明書を受けていることなど、何点か条件はありますので、気になる園には問いあわせてみましょう

 

ちなみに、息子の通うソモスインターナショナルプリスクールは、無償化の対象。また、目黒区では認可外保育施設に通う3歳から5歳の第1子は20,000円の補助が。お住まいの自治体によっては、独自の補助が出ることも。

 

自治体の方にもしっかり確認しておくと、ダブルで補助が受けれることもあります。そうなるとかなりの格安でプリスクールの教育を受けられることになりますよね。

 

確かに、月額の保育料としてはプリスクールは高額かもしれませんが、英語がしっかりと身につく環境、高い教育レベルをその園で完結してくれると思うと、そこまで割高ではない気がします。

 

別途習い事に通う必要もないので、トータルの教育費として考えると妥当な気もします

 

費用について詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてください。

 

英語を身につけるならプリスクールが断然おすすめ!

ここまで実際にプリスクールに子どもを通わせている親目線から、幼稚園とプリスクールの比較をご紹介してきました。幼稚園とプリスクールで悩んでいるということは、きっと高い教育水準を求めている家庭であるのではないでしょうか。

 

我が家もですが、当然その求める教育内容に「英語が身につくところ」という条件もありました。そう考えると、日常生活を英語で送るプリスクールの環境は英語を身につける上ではベストではないかと感じています。

 

ネイティブの先生から学ぶというよりは、自然と吸収していくのでその質とスピードは目を見張るものがあります

 

また、英語を習得することが目的ではなく、英語を使って何ができるか、何を伝えるかということを大切にしている園も多く、そのため英語以外の教育カリキュラムも充実しています。

 

ただ、幼稚園と違い園の質は本当に様々。謳っている教育は素晴らしいけど、実際の先生の数が少ない、子どもの行動特性をしっかり学んだ人がいないため、子どものヒヤリハットに対応できていない。等々、そういったデメリットがあるのも事実。

 

まずは、子どもの安全と健やかな成長をしっかりと守れる園であるかはしっかりとチェックする必要があります。

 

また、どうしてもネイティブの先生だけでは不安・・・という方もいるでしょう。そういう方は、日本人の先生も在籍している園がおすすめ。ただ、日本人というだけで、幼児教育の素人であることも多いので、質に関してもチェックしたいところです。

 

そういった面も考慮して、日本人の保育士資格を持っている先生もいるソモスインターナショナルプリスクールに通わせることにしましたが、しっかりと言葉で伝えることが出来ない低月齢児の時などは、言葉に出来なくてもしっかりと子ども自身に寄り添ってくれるきめ細やかな保育に安心して通わせることが出来ました

 

英語を身につけさせたいけど、プリスクールって実際どうなの・・・?と分からないが故に不安に思ってしまう気持ちは分かります。

 

でも、しっかりと自分の目でチェックして安心出来る施設であれば、英語を身につける環境としてはベストです!ぜひ園選びの参考になればと思います。