前回、話した『教養と無秩序』を読んだときから
徐々に学ぶことの重要性を考えるようになりました。
これを初めて読んだのは、イギリス留学時の大学院の授業で。
アーノルドは社会が無秩序状態に陥った例として、フランス革命を
挙げていましたが、この考えは国、時代を問わず今の日本の社会にも
少なからず通じるところがあるような気がします。
社会が立派な社会として存在し得るためには、そこに生きる人が教養を
身につけなければならない。
私一人の力が社会に大きな影響を与えるとまでは、考えてませんが
やはり人一人が生きていくだけでも本などを読んでえ得られる教養は
必要ではないかと思います。
それまで人生を適当に生きていた私にとって、
この考えは目から鱗でした。