プケコッコさんに乗っかって遺伝子組み換え食品について肯定側・否定側の意見をまとめる記事作ります

①トピックの出題頻度
 スピーチ
 2008年:Are genetically modified crops the solution to world hunger?
     遺伝子組み換え食物は世界の飢餓への解決手段か
 2003年:Are genetically modified foods safe?
     遺伝子組み換え食品は安全か

 エッセイ
  Do the benefits of genetically modified crops outweigh the dangerous?
  遺伝子組み換え作物は恩恵が上回るか

  Economic impact, Global warming, Government regulations, Human health, Resistance to disease and pests, World hunger
  経済への影響、温暖化、政府の規制、健康、病気や虫への耐久、世界の飢餓


※キーワードとして
 2007年筆記
 平成19年2回目(2007年)
 Should more be done to eliminate world hunger?
 世界の飢餓をなくすためもっと何かすべきか
 Climate change, Genetically modified crops, Fair trade, International aid, Transfer of technology, War
 気候変動、遺伝子組み換え食料、フェアトレード、国際援助、技術供与、戦争

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肯定側
遺伝子組み換え食品の安全性について 厚生労働省医薬食品局食品安全部

遺伝子組換え食品Q&A 厚生労働省医薬食品局食品安全部

各種Q&A バイオインダストリー協会


否定側
問題点概略
遺伝子組み換えの何が問題?オルター・トレード・ジャパン


問題点概略2 (肯定側への反論)
日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会
ブタの研究 日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会

生産者の声
遺伝子組み換え反対の方必見。モンサントの真実を知らせる、グリーンピースの新ドキュメ ンタリー『グローイング・ダウト』

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ざっと見たところ15年ぐらい前に調べた時と論点は変わってなさそうです


根本的な対立事項としては

賛成側は他のものと同じく科学的な方法で安全性をチェックしてるのでOK
否定側は他のものと違い実績が無いので危険性は否定できない

と言う形ですね


○温暖化対策と飢餓への対策への品種改良の現状は実際にどうなっているのか知りたいかな
 以下のものが出来たら解決すると思うけど。
 *めっちゃ成長が早く、水ほとんど要らん植物(温暖化対策)
 *めっちゃ生産量が多くて、砂漠でもばんばん育つ植物(飢餓対策)

 これすると否定側にとっては世界中が危険なもので埋まる感じってなるので反対運動とかはすごそうです

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誤解を生まない為に注記。

個人的には遺伝子組み換え食品は全然気にしてません
普通の値段で食べれるのであればどちらでも全然OKです

なので 「うーわ 賛成派かよ」とか「うーわ反対派かよ」とか思わないでねヽ(´ー`)ノ


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ロジカルシンキングの練習にもなるのでつっこみますねヽ(´―`)ノ

○Human health
☆研究結果から、健康被害が増えている
⇒どの研究結果?

☆癌、白血病、アレルギーの増加
⇒ソースは?

記事の中の http://altertrade.jp/alternatives/gmo/gmoreasons では
「現実に遺伝子組み換え食品の割合が非常に高い米国では遺伝子組み換え食品の出現と共にガン、白血病、アレルギー、自閉症などの慢性疾患が急増しています」
⇒遺伝子組み換え食品との因果関係の証拠はなし

例:アメリカではガンが減少傾向 (資料差し替え 20150530)
「CA: A Cancer Journal for Clinicians」アメリカがん協会より

アメリカでの羅漢率


ガンの種別


男性の死亡率(ガンの種別)


女性の死亡率

 *遺伝子組み換え食品の歴史
  モンサイトのHP
  1994年アメリカで商品化

動物実験では定期的に遺伝子組み換え穀物(とうもろこし?)を食べさせたネズミに悪性腫瘍(かなり巨大!)ができていて、死亡例多数。
⇒動物実験の信憑性は?
サルでもわかる遺伝子組み換え
 この実験のことだと思いますが、「この実験は世界に衝撃を与えた。その後、同じ条件で実験をやっても同じ結果にならない、などとこの実験を批判する連中も出た。」
    と記載されています。
 実験自体n数が少なく、偏りの可能性あり

人間にも起こる可能性大
⇒理由は?
     実際に遺伝子組み換え食品大国であるアメリカでガンが減少傾向であるならば、動物に仮に影響があるとしても人間への悪影響はないのでは?
     逆に何らかの要因で遺伝子組み換え食品から直接的に好影響が与えられている可能性もある?
     直接的な要因で『好影響』が無くても食生活に気を付けてガンにかからなくなっている等。

★Q&Aに記載されている安全性への考え方・評価方法に問題ないのではないか?
 遺伝子組換え食品Q&A 厚生労働省医薬食品局食品安全部
★実際のチェック議事録
 遺伝子組換え食品等専門調査会
★リスク評価
 リスク評価

遺伝子組み換え農家(綿)の健康被害増加。特にアレルギーが多い。自殺率も増加。
→自殺率増加は健康被害の為ではない。収支が合わなかった為では?

★アレルギーは世界中で増加(遺伝子組み換え食品に厳しいヨーロッパでも多い
 生物史から、自然の摂理を読み解く
    よって遺伝子組み換え食品との因果関係は不明
 ※ソースを新しくする必要あり
    
★少なくとも日本人の食卓に上るまでにアレルゲンになる可能性があるかどうかはチェック済みなので食べるのに対しては問題はない?
 →上述の考え方・チェック議事録・リスク評価 参照

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Resistance to disease and pests,
はじめは「農薬がいらない」のがメリットであったが、耐性ができるので、さらに強い農薬や除草剤が必要になる。そもそも、特定の農薬や除草剤に強いというだけで、全ての農薬除草剤に強い訳ではない。現実に、GM農家の農薬使用量は年々増加。


⇒ソースは?
 実際のアメリカでの使用量を調査した資料を基に書かれた記事
遺伝子組換え作物と農薬使用量の関係 、米国のメガ作物の場合

デントコーン 殺虫剤9割減 除草剤は微増
殺虫剤:15→10.6→5.2→1.8
除草剤:186.3→165.5→168.5→196.7
(てーわ 注 ↑は使用量
殺虫剤は15使用していたのが1.8へ
除草剤は186.3使用していたのが196.7へ)


ワタ 殺虫剤8割減 除草剤も1割減
殺虫剤:29.7→43.5→16.5→7.2
除草剤:32.5→28.3→28.9→28.8

ダイズ 除草剤1.6倍 殺虫剤も増
殺虫剤:0.5→0.3→2.7→2.8
除草剤:68.1→78.6→85.8→109.9

(ダイズ農家の人儲かってないわこれw 止めないのかな?)



生食用の記事

害虫がつかないということは、害虫を食べるよい虫も減る。生態系に影響している。
⇒害虫がいなくなるのかいなくならないのか不明?
 GMOにより害虫がつかない → 殺虫剤まかない→害虫いない →害虫いないから益虫減る?
 GMOに害虫がつく →殺虫剤まく→害虫いる?(殺虫剤の意味ないのでは?)
 普通の作物 害虫がつく→殺虫剤まく→害虫いる?(殺虫剤の意味ないのでは?)

事実、遺伝子組み換え作物の栽培が盛んになってきて、ミツバチが急激に減少。全植物の半分以上の受粉に関わっているミツバチが減ることは、かなりの影響。
⇒ミツバチ減少自体はかなりヤバいことだと思うが、遺伝子組み換え食品原因説には穴があり証明されていない
wikipedia
『一部の研究者は、冬用の貯蔵物に高果糖コーンシロップ (HFCS)を与える慣習にCCDの原因があるとしている。CCDの報告に一貫性がないのは、HFCSの可変性が関連しているかもしれない。ヨーロッパの解説者は遺伝子組み換えトウモロコシから作られたHFCSに関連がある可能性を示唆している。しかし、もしこれが関連する唯一の要因であるのなら、冬にHFCSを与えているコロニーにのみCCDが見られるはずであるが、実際にはHFCSを与えていない養蜂家においてもCCDは多数報告されている』

遺伝子操作は、原子力事故と同じで一度起こると元に戻せない。GMOと従来農法の種が交配することで、どんどん汚染?されていく。
→戻せないのは同意
 ただし、従来の品種改良や農法も自然界にない方法での発展。
 そもそも現代社会の文明は数千年前の状態と全く違っている
 どちらの状態が良いかはその人の価値観によるもので絶対的に正しいと言うのはないのでは?

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Economic impact,
種が高い。種と一緒にセット販売される農薬除草剤も高い。特定企業だけ儲かる仕組み。
→特定の企業が儲かるのは確か

金持ち農家しか使用できず、農家の所得格差は増大する。
→所得格差が増大すると言うのは、目的の効能が得られ、農家も儲かっているということ

また、栽培方法が簡単ではないため、誰でもが簡単に利用できるものではない。
→使用方法が決まっており、その通りに使用すれば大丈夫では?

投資のようなもの。失敗して自殺する農家も多い。
→身の丈に合わない投資をして失敗するのは自己責任
 方法を守っても目的の効能が得られずに失敗する場合はNG
 その場合は誰も買わないから企業は儲からないのでは?
 企業が儲かっていると言うことは逆に言えば農家にとって目的の効能を得れているのでは?

消費者視点では、まだまだGMOは不安という人が多いので、消費量も限定的。
(ただし、家畜のえさとしては大量消費!!!!)

→えさ代が安くなっている為?
 それであれば、間接的に安く食費を抑えることが出来ている為、メリットとなる
 個人の収入が減りつつある中で、安く食事が出来ることは個人の生活レベルを上げるのに貢献できる


 てーわ追記
実際の経済効果
ISAAAの調査
『1996~2008 年の遺伝子組換え作物の影響を調べた最新の研究(Brooks and Barfoot, 2010,
近刊)では、遺伝子組換え作物を栽培する農業生産者が受ける世界全体の経済効果は、2008
年だけで 92 億米ドル(発展途上国で 47 億米ドル、先進国で 45 億米ドル)だったと試算し
ている。1996~2008 年の累計は 519 億米ドル、発展途上国で 261 億米ドル、先進国で 258
億米ドルである。この試算はアルゼンチンで行なわれている遺伝子組換え大豆の非常に重
要な二毛作への普及も考慮している。』


 遺伝子組み換え食品を儲かる様に栽培するには単一の作物や品種を大規模に栽培する必要あり
 モノカルチャーによるデメリット@wikipediaより

 *効率よく利益を得られる事から、従来品種の消滅に拍車がかかり、生物多様性が失われる。
 *効率化により生産国の伝統文化が失われてしまう危険性が高い。
 *大規模な田畑を生み出すための森林伐採や焼畑農業によって土地が枯れてしまい砂漠化を引き起こしている。
 *天災・病害虫等によって、全滅してしまった場合のリスクが高い。
 *国際市場での価格変動に国民経済が左右される。たとえばある作物の価格が下落すると、その作物に依存した国の経済や国民の収入は打撃を受け、貧困が広がる。


 →遺伝子組み換え食品特有のものではない
  農家が効率的に儲けようとするとモノカルチャーに走る為、遺伝子組み換え食品を栽培しようとする農家はどのみち別の作物をモノカルチャーで作るのでは?

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2015 5/30追記

Global warming,
○地球温暖化の影響で、耕作地が減少。これに対応するために、乾燥に強い豆など利用されている。生産性アップ。
×気候変動の影響で、植物の育つ環境も変化しているので、技術が変化に間に合わない。費用対効果が採算に合わない?


→現時点でさえCO2削減されている(肯定側見解)
ISAAA Brief 41-2009: Executive Summary
ISAAA Brief 49-2014: Executive Summary

殺虫剤と除草剤の散布減少により化石燃料使用の使用量減少
2008 年の二酸化炭素排 出量は推計で 12 億 2,000 万キログラム削減
自動車 53 万台減と同じ効果

2013 年の二酸化炭素排 出量は推計で 21 億万キログラム削減
自動車 93 万台減と同じ効果

不耕起農業によるCO2削減
2008 年: CO2削減量推計が 132 億キログラム、
自動車 641 万台相当の土壌炭素の隔離

2013 年: CO2削減量推計が 280 億キログラム、
自動車 1240 万台相当の土壌炭素の隔離

不耕起農業がCO2削減に役立つ理由
日本では、農地を耕すことが当たり前であり生産者の勤勉さの象徴であるようにみなされます。しかし、米国は違います。除草のために農地を耕すと土が軽くなり、広大な平野が続く米国の穀倉地帯では、強い風によって土が吹き飛ばされたり、水に押し流されたりして失われてしまうのです。

 この表土の消失は米国の長年の悩みだったのですが、遺伝子組換え作物の導入によって農地を耕さずにすむようになりました。その結果、土は失われず、炭素を多く含む有機物が土にしっかりと保持されます。これは土への炭素隔離、または炭素貯留と呼ばれ、これも土壌からのCO2排出抑制の重要な方法なのです。


World hunger
○人口増加による飢餓対策に役立つ。これまで農業が困難だった地域でも栽培できれば、安定収入確保→教育→よりよい職につくなど、負の連鎖を断ち切れる。

現在の食糧危機:
現在、GMOは発展途上国の耕作地面積の増加、収入増加に貢献している。


ISAAA Brief 49-2014: Executive Summary

For the third consecutive year in 2014, developing countries planted more biotech crops than industrial countries.

Latin American, Asian and African farmers collectively grew 96 million hectares or 53% of the global 181 million biotech hectares (versus 54% in 2013) compared with industrial countries at 85 million hectares or 47% (versus 46% in 2013), equivalent to a gap of 11 million hectares in favor of developing countries. In the long term, this trend is expected to continue despite the fact that in 2014 the US had the highest increase (3.0 million hectares) whereas Brazil (with an increase of 1.9 million hectares in 2014) had the highest year-to-year increase for the last five years. The higher hectarage in developing countries is contrary to the prediction of critics who, prior to the commercialization of the technology in 1996, prematurely declared that biotech crops were only for industrial countries and would never be accepted and adopted by developing countries, particularly small poor farmers.
During the period 1996-2013 cumulative provisional economic benefits in industrial countries were at US$65.2 billion compared to US$68.1 billion generated by developing countries. In 2013, developing countries had 49.5% equivalent to US$10.1 billion of the total US$20.4 billion gain, with industrial countries at US$10.3 billion (Brookes and Barfoot, 2015, Forthcoming).

また、この傾向は続くので発展途上国で起きている飢餓・栄養失調は少なくなっていく?

土壌劣化、水不足等で優良農地の確保が困難と言う話もあるがGMOでは問題なし

×そもそも食料は足りている。配分が悪いだけ。生産量が増えても、正しく分配されるとは
日経ビジネス 食糧危機のホントに迫る
最貧国でも食糧余り。アフリカの原因は政治的な混乱か

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2015年3月31日追記

Government regulations,
×表示義務が少なすぎる。日本の法律の場合、原材料には必要だけど、家畜のえさに使われている場合は必要ない。知らず知らずのうちに摂取している。特に外食産業!!


表示義務
原材料なぜ5%以下はOKなのか?
第3集:遺伝子組み換え食品に関する表示について
答②)
1 現実の農産物及び加工食品の取引の実態として、分別生産流通管理を適切に行うことにより、最大限の努力をもって非遺伝子組換え農産物を分別しようとした 場合でも、その完全な分別は困難であり、遺伝子組換えのものが最大で5%程度 混入する可能性は否定できないことから、我が国では、分別生産流通管理が適切 に行われていれば、大豆及びとうもろこしについて、5%以下の意図せざる混入を認めています。

→意図的な混入率がヨーロッパは0.9%で実施出来ているのに5%は多くないか?

⇒厳しすぎる為?EUでは不適正な表示がある
遺伝子組換え樹木/遺伝子組換え作物をめぐる諸外国の政策動向(2009.3)
3 表 GM 食品・飼料表示における不適正表示の割合(EU 全体)
食品 不適正割合 2%以下 (不適正数/抜き取り調査数) (113/7129)
飼料 不適正割合 6% (不適正数/抜き取り調査数)(153/2478)
(参考)日本(2005年) 0% (0/393)

表示が免除される意図しない混入率(0.9%未満)が遵守されているかについては,実際 のところ,定量的な分析による厳格な監視が十分に行われていないようである。 また,精製油等加工後に DNA やたんぱく質が残存しない食品については,最終製品の 段階で科学的な定量的分析方法によるチェックが困難であるため,トレーサビリティで種 子まで遡って,表示をチェックする仕組で対応しているのが実態のようである。

※GMOによって育てられた家畜にEUでも表示義務はない。
遺伝子組換え樹木/遺伝子組換え作物をめぐる諸外国の政策動向(2009.3)
同年(2007年) 7 月欧州食品安全機関(EFSA)は,過去の多くの研究では,GM 飼料給餌によって組換えられた DNA やたんぱく質が食肉等に残存しないことが実証されていることを公表した。


○加工食品の表示義務がないのはなぜ?
 ⇒分解され検出不能&科学的に品質に差異が無い為
第3集:遺伝子組み換え食品に関する表示について
ア 油やしょうゆなどの加工食品 油やしょうゆなど、組み換えられたDNA及びこれによって生じたたん白 質が加工工程で除去・分解され、ひろく認められた最新の検出技術によって もその検出が不可能とされている加工食品については、遺伝子組換えに関す る表示義務はありません。これは、非遺伝子組換え農産物から製造した油や しょうゆと科学的に品質上の差異がないためです。

 →科学的に差異がなくても安心の為に表示すべきでは?



関連:アメリカでは表示義務がない/ほとんどない
米国でもやっと始まった「遺伝子組み換え食品」をめぐる戦い

消費者は選べない状態だが、その状態で問題が起きていないのであれば遺伝子組み換え食品は優良なのではないか?

○規制すれば問題ない?選択は個人の自由
 何か起きても自己責任
 選択の自由があることが重要