英語中上級者が速い英語を聞き取るためのたった一つの方法 | 英語の発音がどんどん身につくブログ|阿久澤淳子

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英語の発音矯正トレーナー・阿久澤淳子のブログ。英語が通じない、聞き取れないと悩む方必読、発音上達のコツをお伝えします。開校以来200人の発音を激変させ、リスニング力をアップさせてきたNo.1プロのノウハウを知りたくないですか?

英語を聞いているとすぐ疲れるのはなぜ?

前回に引き続き、英語が聞き取れない理由について書きますね。

あまり英語の先生は言いませんが、
自分が発音できない音は、基本的に聴き取ることは出来ない」と言われています。

私たちの脳には知らない音を聞いた時に、
知っている音に無意識に置き換えてしまう性質があります。

つまり多くの日本人は、英語を聞いた時に、
知っている日本語の音(カタカナ)に置き換えて聞いているのです。

日本語の母音はたったの5つですが、英語は全部で20個も母音があります。
(学者により諸説あります)。

子音は全部で24個もあります。
でも正しい音を知らなければ、英語が聞こえてくると頭の中で知っている音に置き換えた「空耳アワー」が起こります。

それを知識や文脈から類推して「こう言ったんだろう」という
置き換え作業を、猛スピードでしているのです。

これは複雑で集中力が要求されます。

だから「英語を聞いているとすぐ疲れる!」のです。

そんなに長い時間、集中力は続かないので、
1つ2つわからない単語が出てきただけで、集中が途切れて
あとはさっぱりわからない、なんてことが起きるのです。

(以前の私がまさにそうでした。
ちなみにテレビの「空耳アワー」は大好きです。)

「聞き取れるようになりたい!」と思ったら、普通はまず聴く練習を始めますよね?

その時、「空耳アワー」が頭の中で渦を巻いて、
知っているカタカナ発音に置き換えたまま聞き続けていれば、
どうなるでしょう?

頭の中は修正作業の連続。疲れるはずです。

正しく発音できることで結果的に聞き取ることができるように

これを解決する方法はたった一つ。
「正しい音を知ること」です。

そして「正しい音を知る」とは
自分で「正しい音を出せる=正しく発音できる」ことです。

こういう言葉があります。
耳から聞こえてくる言葉を全て発音できるとは限らないが
発音できる言葉は全て聞き取ることが出来る。

LとRをすべてラ行に置き換えて発音してきた人
「ROCK」も「LOCK」も「ロック」としか聞き取れませんが、

LとRの正しい発音が出来るようになったあとは
「ROCK」は「ROCK」としか聞こえなくなります。

THをすべてサ行やザ行で置き換えている人は、
「SOME」も「THUMB」も「サム」としか聞こえませんが、
口から正しく出せるようになれば
「この二つは全然違って聞こえる!」ようになります。

当然です。全く違う音なのですから。

でも、大事なことはLやRの出し方だけじゃないのです。
実は、もっともっと聞き取りアップに役立つことがあります。

もう少しお付き合いくださいね。

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