次は進行形についてです目

これもまた高校参考書における細分化によって幾分にも用法が分かれていますが、その元凶は進行形を中学校の地点で「~している」と覚えさせることです。なぜこれが元凶かといえば、「~している」という日本語の表現は現在形にも多分に使用されるからです。


進行形の本質は「何かが起こっている過程の途中段階にある」ということに尽きますビックリマーク


I am studying English.というのは「英語を勉強している途中」なのです。これですべての説明がつきます。高校ではThey are getting married next week.のように進行形には未来の意味をとることもあると習いますが、これはそういうことではなく、「結婚というものにたいして彼らは途中段階にある(準備段階にある)」、つまり「彼らは来週結婚する」ということになります。このように、ある物事が途中段階にあることを強調したいがために使うのが進行形なのです。


また、さらにややこしいことに高校では動詞を状態動詞動作動詞に区別し、「動作動詞は進行形にしてもよい、状態動詞はしてはいけない。ただしいくつかの例外を除いては。」という身もふたもないような説明をします。


ここで生徒はcrammingすることを要求されてしまいます。そうではなく、これも「途中段階」にあることをキーワードに進めていけばすべてわかります。I am having two brothers.がだめなのはここではhaveが状態動詞だからではなく、「私には兄弟が2人いる途中です」ということがおかしいからなのです。一方で、I am having lunch now.がよいのはhaveがこの状況においては動作動詞だからではなく、「わたしはいま昼食をたべている途中です」という表現が全く持って正解だからです。


同様に、I am thinking what he has said just now is right.とかおかしいのは「彼が今言ったことを正しいと考えている途中」というのが誤りだからであり、I am thinking of going to the famous museum with my friends.が良いのは「友達とその有名な博物館にいくか考えている途中」が正解だからです。このような考えができることから状態動詞と動作動詞の暗記は全く不要だと思います。


ちなみに、マクドナルドのCMのI'm loving it!というキャッチフレーズも「好きになっている途中」なので「(食べていれば)これからどんどん好きになる」ということなのです(これは高校のときに、英語の先生が「これはいま食べているこの瞬間がすきってことなんだよ」って言っていたのがずっとひっかかっていたので。。。もちろん誤りです。)。







もうひとつ参考書から気になった例をとると、resemble(似る)は進行形にならないと記述が某参考書にありましたが、He is resembling his brother.というのは「彼は兄に似てきている途中」→「彼はだんだん兄に似てきた」が成立するのでこういう意味の場合は進行形になります。


どうでしたでしょうか!?
中学校で習ったことをすこし根本的に変えて覚えてみてください!いろんな受験問題に対応できるはずです!

Hope it helps!




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