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(写真は炭鉱のフリー写真を使用。ウェストバージニアとは関係ありません。)
Hello, everyone! English Class VIVID講師の小柳まほです
現在LEVEL4クラスが学習している
"カントリーロード(Take me home, Country Roads)"について
ちこっと解説しています。
前回のブログでは、1番にこめられた
“母なる山”の存在について語りました。
今回は2番。
まずは、歌詞から見ていきましょう。
All my memories gather round her
私のすべての記憶は
彼女(母なる山)と共にある
Miner's lady, stranger to blue water
炭坑夫の愛する人は
真っ青な海のことは知らない
Dark and dusty, painted on the sky
薄暗くて埃っぽく、
塗りこめられた空よ
Misty taste of moonshine
あのお酒(moonshine)のほのかな味よ
Teardrop in my eye
私の目に涙が溢れ出す
ここで気になるのは
“Miner's lady,
stranger to blue water”
(炭坑夫の愛する人 真っ青な海のことは知らない)
というフレーズ。
前回ブログでも説明した通り、
この歌の舞台であるウェストバージニア州は、
アメリカ東部の海から遠く離れた内陸部です。
海からは遠い代わりに、山岳地帯が広がっています。
19世紀半ばから、燃料を作るための石炭開発が始まり、
アメリカ全土で鉄道を拡張する時代には、
この地の石炭が大量に使われたことで
ウェストバージニアの経済は潤ったそうです。
そのおかげで、人々は収入を得て、
家族を養うようになりました。
そのため、この地域の人々にとって、
炭坑という仕事は、
生きる上で欠かせない仕事だったのでしょう。
(写真は炭鉱のフリー写真を使用。ウェストバージニアとは関係ありません。)
歌詞のフレーズ
“Miner's lady, stranger to blue water”には、
そんな人々の営みと、それを見守ってくれる山(母)との
共存が現れていますね。
そして、その後の歌詞に出てくる
“Dark and dusty,
painted on the sky,
Misty taste of moonshine”
(薄暗くて埃っぽく、
塗りこめられた空よ
あのお酒(moonshine)のほのかな味よ)
という歌詞に、
採掘場の暗くて、埃っぽく、
決して晴れやかとは言えない景色・空にも
人々の“誇り”が読み取れます。
moonshine というのはお酒の名前で、
きっと、炭坑夫が愛していたのでしょう。
このワードだけで、
炭坑夫の汗や匂い、場の雰囲気、
哀愁までもが伝わります。
地球環境の保全が求められている現代、
炭坑業は衰退しつつあり、
今のウェストバージニアも、当時からは変わっているようです。
それでも、石炭業がなくなることで、
仕事がなくなり、
生活が苦しい人々が多くなるのも現実です。
実は、この度のアメリカ大統領選挙で
トランプ氏が多数支持されていたのは
石炭業が大きく関わっています。
私自身は、
地球にやさしいエネルギーを使うことに賛成しています。
しかし、アメリカ内陸の土地に、
こういった歴史があり、
人々がそこで営み、命をつなぎ、
このような優しい歌が生まれたことに
敬意を払います。
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