こんにちは、english-chanです。
先日の記事についたコメントやメッセージを読んで、言葉が足りなかったかも?と思ったので、高校入学後の塾・予備校での先取りについて、私の個人的意見を書きたいと思います。
まず、高校の進度によっては、先取りは必須ではないと私は思っています。
地方・高校・学年によって、進度は違うからです。
それに、高校受験時は理系と思っていても、入学後文系に進む生徒もいます。
高校1年生の文理選択後に理系を選択してから、理系科目の先取りを考えたらいいと思うのです。
文系を選択したなら、理数科目の先取りは必要ないですし、社会の先取りも急ぐ必要はないと思います。
理系を選択したとしても、高3の7月までに学校の授業が数ⅢC・化学・物理又は生物を全て終了することができるなら、先取りしなくても間に合う、と思っています。
これは、現役で旧帝大や東京一工へ進学した息子の同級生達や私が知っている人等の体験談を聞いて思っていることです。
中高一貫校は高2終了までに全ての範囲を終らせて、高3は1年間入試演習をしますが、高校受験組が中高一貫生と同じように、サラッと全範囲を先取りしていると時間が足りない場合があります。
また、サラッとしか先取りしていないと、結局もう一度深く掘り下げて勉強しないと入試問題は点数が取れないんですよね。
中高一貫校と同じ進度で、高2終了までに全てを終らせているなら、もう1年深く復習する時間があるので大丈夫だと思います。
私立高校理系はこのカリキュラムが多いので、そのまま学校の進度に任せていれば良いと思います。
しかし、高校入学してから中高一貫校と同じ進度で進むのは、忙しい高校生活の中では時間的にキツイです。
特に文武両道をうたう公立高校では難しいと感じます。
中高一貫生は高校受験が無いので、中3から高校範囲を学習していますからね。
中高一貫生と同じ進度で先取りするのは無理と感じた時、学校の授業で習った範囲をその都度深く勉強してモノにするのがいいと思います。
もし、高3の7月までに学校の授業が全範囲を終了できなさそうなら、自学自習か塾・予備校を頼って先取りする方が良いと思います。
高3の夏休み前の定期テスト終了後、つまり7月から入試演習に入らないと、難関国公立大学に現役合格するには間に合わないかもしれないからです。
もともと、我が家では高3の0学期(高2の1月~)に入ってから先取りを始めようと思っていました。
それでは厳しいと感じたのは、娘学年が新課程になるため高校で扱う範囲が広がったことと、教科書の出版が学校の授業進度より遅れていたからです。
娘高校の1年先輩は高2の5月~数Ⅲに入っていたのに、娘学年は10月中旬ですが、まだ数Ⅲに入っておらず、現在数Cを授業しています。
この遅れが娘を不安にさせ、我が家が理系科目の先取りに舵を切った要因です。
でも、来年は1年先輩達と同じような進度になるかもしれないですし、そうなれば先取りは必ずしなくてもいいのでは?と思うのです。
学校によって進度が違うので、高3になってから数Ⅲを始める高校の場合は、高2のうちに先取りをした方がいいです。
1年生の懇談時に先生に聞くか、先輩に聞いてから判断してもいいかもしれません。
もちろん高校入学前に入塾して、中高一貫校に追いつく塾・予備校のカリキュラムに乗るのも一つの方法だと思います。
実際にそうして上手くいっている生徒も多くいます。
我が家は子供達が高校に慣れることを優先しただけです。
娘高校は課題の多い学校だと知っていたのと、娘がどの部活に入るか未定だったため、平日・休日の過ごし方がわからなかったからです。
学校がある平日の時間枠がわからないと、毎日いつ頃帰宅して、学校の課題にはどの位時間がかかって、何時頃就寝できるのかわかりません。
高校入学前に入塾するのは難しいと感じて見送りました。
同じ様に見送った生徒の中には、高校入学後に生徒自身が必要だと感じて高1秋から塾・予備校に通い始めた生徒もいますし、現時点でまだ通塾していない生徒もいます。
部活等の関係で通塾することが難しい生徒の中には、夏休みから自学自習を始めた生徒もいます。
生徒自身が必要に駆られて塾・予備校へ行きたいと言い出した場合、塾・予備校で習う授業も自ら予習や復習したり、課題に前向きに取り組めるでしょう。
また、毎日の時間枠に学校の課題と塾・予備校の課題をこなせるように、塾で受講する講座数を考えたり、何の科目を塾で習うべきか計画できるでしょう。
しかし、入学前に入塾した生徒の中には、高校生活が忙しすぎて、塾・予備校の授業を活かせていない生徒もいるんです。
塾・予備校の課題をしてこなかったり、講義中に寝ていたりします。
それなのに入塾している安心感があるようで、学校の授業も疎かになっている生徒もいて・・・。
もちろん、入学前に入塾して順調に先取りが進み、学校内で上位の成績を取っている生徒もいますが、我が子にそれができるかどうかわかりませんでした。
我が家は学校に慣れて、本人が必要だと思う時まで入塾は待つことにしました。
そうは言っても、息子の様に娘の成績が低迷していたら、息子と同様に高2の秋からは入塾させたと思います。
成績が思わしくない場合、これ以上遅くなると受験に間に合わなくなるからです。
我が家の娘にとっては、数ⅢCは高2春~、理科は高2夏期講習~塾・予備校で受講するのが最適だったと今は思います。
なお、私の意見に従ったから・・・と言われても責任持てませんので、ご自身とお子様で話し合ってどうされるかは決定して下さい。
入塾や先取りは、お子様の性格と学校の進度に左右されますので、ご自身で考えて下さいね。
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