先日のブログがアメトピに選ばれ、ビックリと光栄で手につきません。

昔話が多いですが、引き続き楽しんで頂けたらうれしいです。

 

長女の留学

留学ばなしは、本来なら本人の感動や失敗を自ら綴るのが普通で、海外に行ってもいない親父が、聞いた話をつらつらと書くのもおかしいですが、親目線で書かせてください。
 
娘は、高校2年生の時にアメリカのコロラド州デンバーの高校に留学しました。
たぶん20数年前の1997年だったと思います。
ブログのホストファミリーと留学にも書きましたが、普通の留学機関ではなく個人留学でした。
留学担当者もいませんので、サポートやトラブル対応などもありません。
後に日本で海外留学生を預かった時は、大なり小なりトラブルが耳に入ってきましたが、長女の時は幸運にも心配事は聞きませんでした。
たぶんホストをしていただいたお母さんが、相当フォローしていただいたことだと思います。
 
そのホストマザーは教育熱心で、長女に英語を徹底的に教育してくれたようです。
相当厳しかったようで、留学は濃い1年間だったようです。
よく留学すると日本人同士が集まり、英語は使わないし異国文化にも接する機会が少ないと聞きます。
これから留学を考えている人は、貴重な留学時間を大切に使って欲しいと願います。
 
ホストマザーは厳しい反面、アジア人の長女をいつも一緒に連れて歩き、会う人会う人に自分の新しい娘と紹介していたそうです。
きっと教科書にはない英語の会話や人と人のつながり、文化を伝えていたと思います。
 
スキー計画
長女の留学先は、コロラド州デンバー郊外の住宅地です。
私は、日本でコロラド州を本で調べ(まだこの時は、インターネットは普及していません。)、どんなところに行っているのか想像しながら思いを馳せていました。
コロラドには、アスペンなど有名なスキー場がたくさんあります。
それなら、長女に会いに行ってスキーもできるんじゃないですか!
私にとっては初めての海外旅行となりますが、長女が留学している間に家族で行ってみたいと動き出しました。
長女との連絡は、1ヶ月に一度程度の国際電話です。
①冬にコロラドに行く。
②家族3人ともうひと家族。合計6名。
③スキー場の宿を予約して欲しい。
④ホストファミリーにあいさつに行きたい。
土地勘もないし、そもそも英語はハードルが高いので現地の予定は長女に任せました。
返ってきた返事は、
①サンフランシスコからデンバー。デンバーからシャトルバスでスキー場まで自力で。
②スキー場は、ヴェイル(4travel.jpさんのブログより)滞在。
③長女とはスキー場で合流。
④スキー場から一緒にホストファミリー宅へ
⑤ホストファミリー宅で食事。
⑥その後、帰路に着く。
ざっと1週間の旅行です。
 
いざコロラドへ
日本で、雑誌を買って現地の様子を調べたように記憶しています。
日本から二家族6名。うちの家内がロシアに行った以外、全員初海外です。
初めての国際線に感動しながら、サンフランシスコでトランジットをもたつき、ようやくデンバーの空港に到着しました。
空港からは10人くらい乗れる大型のバンに乗り込み、スキー場へ。
我々の他にメキシコ系のカップルが同乗してにぎやかに話していますが、3時間あまり日本人はじっと緊張と沈黙が続きました。
スキー場に到着したのは、どっぷり日が暮れた時間で周りもよくわからずあたふたしていると、ドライバーのおじさんが「ここだよ。」と坂の上のヴィラを教えてくれました。
記憶は定かではありませんが、暗い中、近くの管理事務に行ってカギを受け取ったと思います。
 
当時撮影したビデオがあったので、少しだけ紹介します。
翌朝、初めてヴィラの周りを見ました。



画質が悪いですが、動画で雰囲気を。

アメリカのスキー場に行って、スキー場=リゾート地というのがよくわかりました。
お洒落なブティックはあるわ、毛皮を着た人多いわ。
外にはエスカレーターがあって、当時の私にはデパートに来たように感じました。

当時、驚いたスキー場のエスカレーター


豪華なホテル

今回は、スキーも目的です。
コロラドのスキー場はガラガラです。
リフト乗り場には人が多いのですが、スキー場が広過ぎなんでしょうね。
いつもビデオカメラを持って、滑りながら撮影します。
雪質がいいので、うまくなった気がします。

この時代にGoProがあればと思います。

おわりに
旅ブログみたいになりましたが、20数年前は携帯電話もインターネットもまだ普及していません。
スキー場では、アジア人も見かけませんし、ほんとうに異国に来たと思いました。
情報も少なく苦労もたくさんありましたが、今になっても色あせないいい思い出です。