来月は医療通訳の二次試験があります。

私のグループでも、受験者が数名いて、

日々、練習に励んでいます。

 

この医療通訳試験、私が初めて受験した2019年から

今年で5年目経過するのですが、年々難易度が上がっています。

 

試験範囲が決まっていて、医療に関する内容が、

5年前は厚労省が作った医療通訳育成カリキュラムの中からしか出題されていなかったのに、

近年では、そこ以外から出題されるようになり、「何を勉強したらいいかわからない」状態となっています。

 

二次試験は実技です。

医師と患者の会話を通訳していくのですが、

15分以内に終えなければなりません。

また、1級と2級とでは出題されるシナリオも異なっていて、

一次試験の結果次第で、

二次対策が変わります。

 

1級でも2級でも、共通対策として使えることは、

ノートテーキング練習

シナリオを読む練習

病気の治療方法(医師の説明)

この3つがポイントです。

 

ノートテーキングは、友人がプライベートレッスンをしていますので、興味があればご連絡ください。

 

シナリオは、市販のロールプレイテキストを暗記するまでよく読むこと。

受験勉強に似ています。英検1級の二次試験対策にも似ています。

とにかくフレーズを丸暗記していきます。

シナリオの流れをつかみます。

定型文を覚えてあてはめて使います。

 

最後に、医師の説明です。

ネット上にある、病気に関する説明文を対象言語に訳す練習をしましょう。

例えば、風邪。

風邪は喉が赤い、咳がでる、鼻水が出る、など、対症療法となります。

注射、投薬で治します。

5日分から1週間分のお薬が処方されますので、薬局で受け取ります。

これがだいたい想像される医師の説明です。

 

この部分を、各病名について、自分で想像して、訳せるように準備します。

 

肺がんならどうなるか。

脳腫瘍ならどうなるか。

大腸がんなら?

糖尿病なら?

白内障なら?

歯周病なら?(歯科はほとんど出題されません)

妊婦健診なら?

前立腺肥大症なら?

痛風なら?

 

こんな感じで、病名と医師の説明をセットで覚えていきましょう。

これらの病名も、厚労省のカリキュラムにありますが、

近年ではカリキュラムにない病名も出題されています。

菊池病という病気が出たと聞いたことがあります。

でもご安心を。

知らなくても医師が説明してくれますので、

医師の説明をしっかり訳せるように準備しましょう。