人生ってやっぱ苦しいものなのか? | ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドン・東京そしてNYといつの間にかいろんなところを転々とそしてまた東京に。海外なんて全く興味なかったし今もないという予想外の人生でした。今は東京に戻りしばらくお休みしていましたが少しずつ再開してみようかと思ってます。よろしくお願いします


昔、うちの父親が「ピンチはチャンスだ。人生はドラマだ」っていう精神論(?)を説く人の講演に行っていたような記憶がある。なんか一時期父親の口癖になっていたような…。まあ、今思えばその言葉自体はいい言葉だあと思う。

イチロー選手はいつも200本安打が意識される時期になると毎日吐き気を催すほど苦しいと言っていた。あのイチローをもってしても・・・。どんな天才であっても…。どんなに物事を極めている人でも…。苦しいときは苦しい。いや、そういう人のほうがいつも何かしらの悩みを抱えているのだろう。現状に満足せずに常に高みを目指しているのだから。

そう考えると自分なんていう人間はちょっとうまくいけば、まあこれくらいでいいかと思って手を抜いてしまう怠け者な人間だ。 まあそれでもなんかいろいろやらないといけないことはあるしやろうとしていることはあるのでそれなりに人生苦しかったりする時期も多い。

子供のころは大人ってマラソン大会もないし宿題もないし仕事が終わったら夜はお酒を飲んで楽しそうだなあなんて思っていたけれども、今思えば大人の悩みっていうのは子供の悩みの100倍も大きい。まあ、ストレスの発散の方法は子供よりも多いがそれがかえってマイナスに作用してしまうことも多々あるわけだし。子供のころの悩みなんて今考えれば大したことなかったなあと思う。でもまあ、10年20年したら今の悩みも大したことないということになるのだろう。

ああ、こうやって書いていると自分がすごく不快な悩みにのあるようだがそんなことはないのでご心配なく。

真剣に生きて真剣に働かなければ人並みの所得を得るのが難しい時代になっている。詳しい背景や原因はいつもブログに書いているとおりなので今日は書かない。けれども、そういった時代に本当に身と精神を削って生きることで人並みの所得を得ることが幸せなのだろうか?

ほどほどで済ますということは決してない選択肢ではない。人並みの所得は得られないだろうがそれでもこれだけいろんなものが安価に手に入れられ人とのネットワークも広げられる時代なのだからそういった選択肢を選ぶことももちろんありだろう。今はやりのノマドやフリーターなどもある意味でそういった面があるかもしれない。

でもいずれにしても懸命に生きないといけないことには変わりはない。厳しい生き方を選べば常に自己研さんが必要だしそれを周りからも求められる。一方で気楽と思えるような生き方でも自己研鑽や自分を律する心がなければ安定して生きていくことは難しいだろう。結局、どんな生き方をしても人間は戦っていかなければいけないのかなあと思う。

なんかとりとめなくなったが…。いつも言っているような偉そうなことを言えば、どんな生き方をしても楽な生き方なんてないということだ。気を悪くされる方がいたら申し訳ないが、僕からすれば「主婦」なんてのは気楽な生き方だなあと思ったりもする。でもそこにもいろいろと辛さや大変さがあるのは事実なんだとも思う。

もっと言えば人間はどんな環境においても満足しない。だから人生は苦しいかもしれないし楽しいのかもしれない。お金があれば幸せなわけでもないしないから不幸せなわけでもないんだときっと思う。


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