薬学がどんな学問か掴みづらいと思うので
今後,みなさんが日常で触れているものを薬学に結びつけてみます.
題して,「クラシトクスリ(仮)」です.
半ば無理矢理ですけど,薬学でこういうことも習うよ,
ってのが分かってもらえればと思います.

とりあえずスタバにいるので,コーヒーを話題にあげてみます.

...

薬学生なら何につなげるでしょうか.



僕は製剤研究室に所属していますので
コーヒーの作り方にフォーカスします.
中でも豆を挽くという操作
コーヒーミルですね.
医薬品製造でも様々な粉砕器が使用されます.
コーヒーミルをwikiで調べてみると…
なんとコーヒーでは摩擦熱による品質劣化を避ける必要があるらしいではないですか.
医薬品でも熱に不安定な原料があります.
そういう原料にはジェットミルを使います.
高圧の空気で粉体を流動させて,粒子同士を衝突させて粉砕するので
温度上昇が少なく,金属を擦り合わせて粉砕する従来の機器と違い,
機器の摩耗による金属片の混入も回避できます.
コーヒーにジェットミルは使われてなさそうですが笑

また,粉の大きさ(粒子径)のことも書かれていました.
薬学の用語に置き換えると粒度分布をそろえるということになる.
錠剤の製造で一般的な顆粒を圧縮するという方法でも粒の大きさが重要になります.
粒が細かすぎると流れにくく,錠剤の鋳型に粉が上手く流れ込みません.

このように,薬学では薬の製造に関わる機器についても学習します.
工学部との連携も必須です.

生薬の研究室に所属していれば,
葛根(マメ科の根)から葛根湯を作ることから話を膨らませそうですね.
本当にいろんなとを学べるのが薬学です.
これからそういうことをこのコーナーで紹介していきたいと思います.