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ICT教師

日本初の本格的なICT教師
・国家プロジェクトを担った世界初の開発に成功
・技術特許取得
・情報処理技術者(国家資格)
※講演承ります(Facebookよりご連絡ください)

●教師はどのような授業を心がけるべきか
Vol.2


<分かりやすい授業>
・話を聞かせる          ・・・①
・用いる公式などを予め書く    ・・・②
・大きく的確な図をかく      ・・・③
・途中式を省略せず、注釈などもかく・・・④

<良い(質の高い)授業>
・良問を紹介する         ・・・(イ)
・教科書や参考書にない別解もかく ・・・(ロ)
・他の単元との関連性を説明する  ・・・(ハ)
・実験・実演・具体例を記す    ・・・(ニ)

この8項目をこなせば、生徒の充実度は相当高いものとなるのではないでしょうか。


<分かりやすい授業>
①・・・話を聞かせる
この8項目のなかで一番難しいのではないでしょうか。独り言のような口調、私語の多い授業、人間性に欠陥のある教師であれば、いくら素晴らしい授業内容であっても、生徒が授業を聞いていなければ意味がない。
また、授業を進めるスピードにも大きな影響を与えるので、教師には必須の能力。

②・・・用いる公式などを予め書く
 高校になれば、問題を解くに当たって様々な予備知識が必要となる。解答の8割が復習で、最後の2割がそのときの単元であるような問題も珍しくは無い。そのようなとき、予め復習内容をおさえておけば、授業の理解がスムースになる。

③・・・大きく的確な図をかく
 数学にはビジュアル的な説明も内容の理解に大きく関わる。図だけに限らず数列など式に至っても同様。細々とした図ではなく、大きく的確な図や式をかくことによって理解度が飛躍的に伸びることもある。

④・・・途中式を省略せず、注釈などもかく
 生徒には最も分かりやすい要素。授業に出ていなくても、これを見れば理解することができるように書く。予備校講師が書いた参考書が売っている。言ってしまえば、授業に出なくてもこの参考書を買えばその単元は理解できる。授業を受けるよりいい???そんなことはない・・・



<良い(質の高い)授業>
(イ)・・・良問を紹介する
 教科書や使っている問題集にない、センスを必要とする問題、様々な単元が絡んだ問題などを紹介する。

(ロ)・・・教科書や参考書にない別解もかく
 「数学には答えが1つしかない」とんでもない間違い。10人いれば、10人の答えがある。多くの解法を紹介することにより、広い知識・多くの考え方を身につける。

(ハ)・・・他の単元との関連性を説明する
 数学は“積み重ね”と“組み合わせ”が大切である。それぞれの数学は独立しているのではなく、関連性があることを説明することは理解する上でとても重要である。

(ニ)・・・実験・実演・具体例を記す
 教科書の板書だけでは堅苦しく、退屈を感じるかもしれない。そこで、折り紙・切り絵、シミュレーションや楕円を描く、カテナリー曲線や新聞、サイエンス誌の紹介など関心・興味を持たせるのも時には必要かもしれない。


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●“授業”と“生徒の理解”の関係
~生徒の得点はどのようにして伸びるのか?~
Vol.1

・結論
“分かりやすい授業”と“分かり難い授業”で、定期試験の得点に差異はない。


 この結論に異論のある教師、または生徒も多いのではないでしょうか。
 公立・私立、中学・高校、男子・女子・共学、校偏差値の高低、様々な学校で教えてきましたが、データを分析することができた試験結果では、今まで教師の教え方によって試験結果に差異が現れた事例はただの1例もありませんでした。
 もちろん、平均点の表面上の違いはありましたが、データの詳細を分析してみると、平均点の差異の要因は教師の教え方とは別のところにある場合しかありませんでした。

 “生徒が理解し難い箇所を知り、それをわかり易く教えるポイントをおさえているベテラン教師”VS“1年目の新米教師”
 個性的な教師、教科書とは全然違うように教える教師、進むのが遅い・速い教師、口調が速い・遅い・小さい・大きい・丁寧・雑な教師、etc
 十人十色の教師ですが、

 個々のケースでみてみれば「教師によって、得点が違う。」と主張する生徒がいるかもしれません。実際にいるでしょう。また、実際に相対的な得点が変わる生徒もいるかもしれません。しかし、実際にはそんな生徒は極わずかしかいません。大半は教師の違いではなく、範囲の違いによるところが大きい。
 あるいは、教え方とは違うところに要因があるにも関わらず、詳細をみずに平均点という表面的な数値のみをみて、「教師による教え方で平均点に差異がある。」と主張する教師もいるでしょう。実際に教え方の工夫で生徒の得点を伸ばす教師もいるでしょう。「え、本当にいるの?」世間は広いので、日本に数人はいるのでしょう。

 では、なぜ教え方によって定期試験の平均点に差異が現れないかを、生徒の得点のとり方を考えることによって考察してみよう。

授業中に“公式の導出”や“基本問題の解法”、“応用問題を解く流れ”を理解したところで、実際に問題を解くにはその理解したことを覚えなければならない。
 試験で得点をとるには、“理解”と“覚える”のどちらにどれくらいの時間が必要か?実は“覚える”という作業に要する時間の方が圧倒的に多い。いくつも同じような問題を解くことによって、基本パターンを定着させ、解法の流れも知識として定着することができる。言い換えれば、何度も解いて“覚える”のである。そうすることによって初めて試験で問題を解くことができるようになり、解いたことの無い応用問題についても対応することができるようになる。
 また、いざ勉強のときに自分で問題を解くときには、教科書や参考書というものはよくできているので、例題や解説のとおりにすれば解くことができ、実は“わかりやすい授業”で授業中に解くのはこの程度の問題である。
 このように、授業での“理解”よりも試験勉強のときに“自分で繰り返し解くこと”の方が圧倒的に試験結果に反映されるので、授業の教え方で定期試験の得点に差異はないのである。しかし、別章で述べるが“授業の教え方”以外の要素で定期試験のクラス平均点を伸ばす確実な方法がある。

 教師の教え方によって定期試験の結果に影響を与えないのであれば、どのような授業をしてもいいのかといえば、もちろんそんなことはない。
 授業の“教え方”ではなく“仕方”によって、定期試験の結果に影響を与えることはできる。また、分かりやすい授業、良い(質の高い)授業をすべきである。


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