ウチへの誘いのセリフは…
有楽町のニュートーキョーで昔、
皿洗いのアルバイトをしたことがあります。
忙しい時期になると、総料理長が調理場に降りてくる。
そこで彼がよく言っていたセリフが
「ガロニ、おいしくできたか?」
ニンジンやアスパラなどを使った料理の付け合わせ。
彼は、その味にこだわっていました。
ガロニって日本(和食)で言えば何ですかね。
メインじゃないけれど、必ず食卓にある料理。
その料理の善し悪しが全体の味を左右する料理。
漬け物? やっぱり、みそ汁でしょう!
最近よくつくるんですよ、みそ汁。
夜に小腹が空いたときに飲むとお腹が落ち着くし、
よく眠れる(ような気がする…)。
簡単だし美味しいし飽きないし。
酔ったときでも飲みたくなる。
減量できたのも、みそ汁のおかげかも。
塩っ気さえ気をつければ万能スープですな。
デートの帰りに、
「ウチに寄って、酔い冷ましにみそ汁飲んでいかない?」
なんていう誘いは、案外イケルんじゃないか?
「君のウチで、君のつくったみそ汁が飲みたいな」
こんな男はダメ。すぐに止めましょう。
みそ汁は母性の象徴なんかじゃありません。
日本人のSOUL FOODです。
「つくってほしい」なんていう甘ちゃんと一緒だと
後で苦労すること間違いなし。
いま流行の「男料理」を誇らしげに出すんじゃなくて、
SOUL FOODのみそ汁なところがまさに“みそ”。
自分がつくったみそ汁を、好きな人と2人で飲む夜更け。
これがいいんだべ~。
