インタビュー中に絶句してしまった理由
「えっ!」。
思いがけず大きな声になったので、
ちょっと恥ずかしくなった。
元音楽プロデューサーの四角大輔さんのインタビュー中。
日本とニュージーランドを結んだテレカン(電話会議)で
取材しながら、同時に送られてきた写真を見たときだ。
憧れやねたみ、あせりみたいなものが
頭と胸を行ったり来たりしている感じがした。
平井堅やCHEMISTRY、絢香、Superflyなどを手がた
四角さんは2010年、ニュージーランドへ移住。
現在は各種クリエイティブコンサルタントや
アウトドア雑誌へ寄稿したりしながら
ニュージーランドと日本のデュアルライフを送っています。
そのいきさつや背景は、
彼の近著『やらなくてもいい、できなくてもいい。』と
日本経済新聞電子版の特集(http://bit.ly/hWxveO)に譲ります。
なぜ、インタビュー中に絶句してしまったのか。
それを書きます。
取材は四角さんのニュージーランドの自宅と
東京を結んで行われました。
四角さんが「自宅はロトルアの湖畔にあるんですよ。
目の前が湖です」なんて言いながら取材が始まって、
取材の間に「何て気分のいい暮らしぶりなんだ!」
と思っちゃったわけです。
話を聞いただけで、すでにやられてたわけです。
しばらくすると、スピーカーから鳥の声が聞こえてきました。
「この音は鳥の声ですか?」(東京)
「はい、家のテラスに野鳥がたくさん集まるんです。
夜にはふくろうも来ますよ。土ボタルもいます」(四角さん)
(へえそうなんだ、いいところだな…)
そう思っていたところに「いま、ここから話しています」
と、送られてきた写真がこれ。

これを見た瞬間に「えっ」と絶句したわけです。
湖が目の前でテラスに野鳥やふくろうが集まる自宅。
話とイメージと映像が、この写真を見て初めて一致したみたい。
現地の香りや音、空気の肌触りみたいなものが
急に伝わってきた感じがしました。
(うわ~~~~~~~!)
「すばらしい」という気持ちと同時に
「ちくしょう…」というねたみが生まれたのも正直あります。
きちんと仕事を成立させながら、
都心と郊外、そして海外の3拠点生活を
したいとずっと思っていました。
目標であるそんな生活がまさに目の前に現れた。
現実化させた人が目の前にいる。
日々の生活を言い訳にして、
目標をあいまいにしていた自分がくやしい。
そんな気持ち…
この取材は昨年の12月でした。
四角さんとのインタビューは、
わたしにとって2010年の大ヒットのひとつ。
あいまいな目標を明確にしてくれたのですから。
本当にありがとうございます、です。
四角さんがデュアルライフなら、
こっちはトライライフ(あるのか?笑)だ!
ちなみに、四角さんの会社「レイクエッジノマド」はこちら。
http://www.lakeedgenomad.com/
奥さんの四角有里さんは、
「山スカート」を広めたアウトドアスタイル・クリエーターです。
ブログはこちら。http://yuriyosumi.blog42.fc2.com/