「正論はすべてをブチ壊す」
木曜日は大阪へ出張でした。
夕方に仕事が終わって友人と食事に。
相手は前職の先輩であるAさん。
いまでも仕事を一緒にしていて
毎月メールや電話でやりとりしていますが
実際に会うのは2年ぶり。
このAさん、お酒はほとんど飲めないのに
舌鋒鋭く極論が多い。
自分に厳しく他人にも厳しい人で
まぁ面倒な性格なわけですね(笑)。
昔はずいぶん、原稿を見てもらいました。
金融関連の書き手として、いまでも尊敬しています。
その彼が「正論はすべてをブチ壊す。すべてだ」という。
「だから、正論なんてまともに聞くのは時間のムダだ」。
そうですか。
「その場の雰囲気どころか、社会の仕組みすべてを
ブチ壊す覚悟が無ければ、正論なんて説く資格がない」。
「その覚悟があるヤツの正論は聞く価値がある」。
…というようなことを言っていました。
たぶん、言っていた。言っていたと思う。
(確かに正論って、聞いてて面白くないもんな。
つまり誰の話を聞くべきか、という話題なのか…)
「最近オレね、助平な人の話って
信用できる気がするんですよ。
助平な人の話しか信用できないというか。
根拠はないんですけど」
酔いにまかせて、そう自分が言ったら彼がひとこと。
「あ、オレもそう思う」。
お互いの話を聞いているのか、いないのか。
テンションが高いのか低いのか。
それがわからない“ねじれた会話”が何とも楽しい。
面倒な性格の先輩ですが、
AV機器の結線が自分でできないカワイイ男でもあります。
ほな、また。
こんどは大阪の粉モノでも。