勉強会概要
| 回 | 期 間 | テ キ ス ト | 講 師 | ||
| 1 | 1999.11~2001.12 | 「摩訶止観(上下)」 | 天台智顗 (関口真大訳) | 岩波書店 | 野崎至亮 |
| 天台大師智顗による古典。 禅定の意義と方法を詳述しつつ第七章「正修止観」において十法界・十如是・三世間からなる一念三千の相互疎通を十界互具と説く。 菩薩思想の頂点を為す仏教研究者必読の論書。 | |||||
| 2 | 2002.1~2003.3 | 「法華玄義(全3巻)」 | 天台智顗 (菅野博史訳) | 第三文明社 | 野崎至亮 |
| 智顗の三部作-摩訶止観、法華玄義、法華文句の中の一つ。 摩訶止観が成道に至る方法を説くのに対して「玄義」は成道の境地を中心に法華経を解説。 五重玄義のうち特に釈名妙玄義、迹門と本文の十妙の説明。 | |||||
| 3 | 2003.7~2004.9 | 「摂大乗論(上下)」 | 無着 (長尾雅人訳) | 講談社 | 野崎至亮 |
| インド唯識思想の大成者の一人である無着(アッサンガ-)の著作。 唯識思想としては比較的初期(中初期?)の作に属し、世親(ヴァスヴァンド-)の唯識三十誦に比べてもヨガ禅定の実践から万法唯識という原則をどう 現実に結びつけるかという点において法相系統の論書のうちでは優れているとして研究会に採用される。 主題は万法唯識とアーラヤ識。 | |||||
| 4 | 2004.10~2005.3 | 「究竟一乗宝性論」 | 講談社 | 野崎至亮 | |
| 唯識思想を学習すればどうしても如来蔵思想も研究しないと偏頗になるとして会員の多数の意向でこの書を採用。 大乗起信論とどちらにするかで迷う。 大部の論書であるが内容は一つ。 如来になる可能性は各自の心中にすでにあり。 | |||||
| 5 | 2005.4~2006.4 | 「日蓮と親鸞」 | 中本征利 | 人文書院 | 中本征利 |
| 講師の自著。 縁起無我から般若、中観、華厳、唯識、如来蔵、浄土、天台と大乗仏教を通覧し、日蓮と親鸞に代表される日本仏教が仏教思想の最高峰であると説く。 この二人により仏教は初めて明確な政治思想として登場。 2004年出版。 会員の希望により講義。 | |||||
| 6 | 2006.5~2007.4 | 「源氏物語の精神分析学」 | 中本征利 | 蝸牛新社 | 中本征利 |
| 講師による2002年の著書。 光源氏の恋愛遍歴の描写であるといわれる「源氏物語」が日本の政治思想の淵源の一つである事を改めて強調。 会員の希望により講義。 | |||||
| 7 | 2007.5~ | 「経済(学)はペテンか?」 | 中本征利 | 未出版 | 中本征利 |
| 講師未出版の原稿。 平成不況による日本の政治の混乱に際し危機を感じた講師が、経済学・経済運営を専門家のみに任せていいものか、という問題意識に駆られて作成し講義。 現在の経済政策は、消費性向(有効需要)の拡大か需給均衡のいずれかしかない。選択肢を明確に限定すれば幻想は否定される。消費性向の拡大は技術資本の形成と並行することなどを主張。 | |||||
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